■発達障害
・自閉症 ・アスペルガー障害 ・広汎性発達障害(PDD) ・自閉症スペクトラム(ASD) ・社会的コミュニケーション障害(SCD) ・注意欠如/多動性障害(AD/HD) ・学習障害(LD)
■軽度知的障害
・精神障害(※)・身体障害(※)
※現在一般的によく使われると思われる障害名称を用いております。
~はじめに~発達に関する障害について
<発達障害>というコトバが広く知られるようになってから、インターネットやTVをはじめ、さまざまな媒体で<発達障害>に関連する情報を見聞きするようになりました。
そんな中で、色々な似たコトバ(障害の名称)が、その都度さまざまな用いられ方をすることに、戸惑われる方も少なくないのではないでしょうか?(私たち、支援者でも、正直、混乱させられる時もあります(*_*))
この<わかりづらさ>の原因は・・・?
ご存知の方も多いかと思いますが、精神医学の領域には「ICD」「DSM」という二つの国際的診断基準があります。ICD=世界保健機関WHO発行。日本の厚生労働省はこちらに準じています。精神領域だけではなくあらゆる疾患について網羅されています。DSM=アメリカ精神医学会発行。日本の精神科や心療内科での診断に多く用いられています。
さらには、DSMについては、2013年(日本では2014年)にそれまでのDSM4TRに代わり、最新版のDSM5が発行されました。つまり・・・
これらの異なる診断基準の考え方や捉え方が、様々なメディアなどでバラバラに用いられていることが混乱の一要因といえるかもしれません。
たとえばICD10に準じる表記はDSM5の観点からは異なる場合がありますし、またDSM4の時代に盛んに用いられた名称・概念がDSM5では修正されている、ということもあるため、どれが正しい、どれが誤り、ということは一概には言えません。
上記のような背景の中で、現在一般的によく耳にする障害について以下に簡単に記します↓↓↓