SST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)について

こんにちは。メンバー3期生のユウリと申します。

私が5月に行われたSSTを受けて分かった事は、コミュニケーションは自分が思っているほど簡単な事ではないという事です。

5月は「上司への適切な催促」というテーマで行われました。

JOTに入所した時から何度か訓練を受けてきましたが、私が最も驚いた事は、コミュニケーションが大事であると理解しているが、SSTで学んだ事を実際の現場で活かすのは自分が思っているより、そんなに簡単にできるものではなく、難しい事なのだと分かったことです。

SSTを通して、私自身が苦手と感じている人付き合いやその場に応じた声の大きさ・表情を作る事に社会の中で苦労している人はたくさんいる事が分かりました。そして、人と関わっていく以上、コミュニケーションは大切であるし、コミュニケーションを維持する為に、かなりの精神力や技術が必要な事なのだと理解できるようになりました。

今まで私にとっては、事業所のメンバーや一般社会にいらっしゃる方を見てきて、「すごいな。どうしてそんなに簡単に出来るんだろう。」と感心しながら、自分だけ声や表情にコンプレックスを感じて、「どうして自分だけ出来ないんだろう」と自己嫌悪に陥っていた事は結構あります。

社会に出て、コミュニケーションを身に着けることは基本的な事だと学校の中では教えられてきましたが、感情をコントロールする能力や対人関係のスキルなどは社会人であってもなかなか身に着けるのは難しいものだろうし、私自身も自分なりにそれを考えようとしましたが、余計に難しく感じてしまいました。

特にSSTで学んだ事が活かされるのは、目上の方に対する場面や周囲の空気を読んで考えなければならない場面で、かなりのプレッシャーになる人が多いのではないでしょうか。

私も昔からこのような場面であがり症の部分が出て、相手に伝えなければならない言葉が緊張のせいでなかなか言葉が出て来ない事が多かった経験は何度もあります。

その結果、小声になってしまったり、顔を下に向けてしまったり、返事すらまともに出来なかったり今まで色々な注意や指摘を受けてきました。

そのため、私が何を言いたいのか相手に全然伝わらなくて、結局周囲を困惑させて終わってしまった事が多く、その度に落ち込んできた事は一度や二度ではありません。

たくさん泣きましたし、怒らせてきましたし、迷惑を掛けてきました。

それでも、難しいと感じても結局それが必要になる事なので、学生時代から改善するためにどうすればいいのかずっと模索してきました。

しかし、JOTのSSTを受けるようになってから、本当はそんなに難しく考えなくても、相手への配慮の気持ちがこもっていれば、上手く出来なくても自然とその態度は相手に伝わるものなのだと気持ちが楽になった気がしました。

それにより、私もまだ苦手分野なので人の事は言えないのですが、緊張は誰でもするし、自分のコンプレックスで自己嫌悪に陥る事もありますが、それで他人の目ばかり気にする事はないと思います。一生懸命伝える努力をしていれば、人前で話す事や上手にコミュニケーションを取ることなど苦手な事に対しても、自然とモチベーションは上がってくるものだと思います。私もそのような心掛けで頑張っていきたいです。

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SSTによる「断り」のトレーニング(後編)

冬になっても相変わらず食欲バズーカーのMOGUです。
この記事は『SSTによる「断り」のトレーニング(前編)』の続きとなっております。

今回のSSTのテーマは「断る」です。前回はその理論を学びましたが、今回はその結論の例の紹介からさせていただきます。
このようにまとまりました。(例題を添えて説明していきますね。)

例:
 場所:あなたが就職した先の職場

状況:あなたのした仕事に対してクレームが来てしまいました。「さぁ、どうしよう」と考えていると先輩のAさんがやってきて、「私が解決してあげましょうか?」と声をかけてきました。何とか自分で解決したいと思っているあなたはこの申し出を何とかして断りたいです。ではこの時あなたはどう断ればいいのでしょうか?
解答例:
 
 ①(感謝)お気遣いありがとうございます。
 ↓
 ②(理由)
 a. 自分一人でチャレンジしてみたいので
 b. 社として担当が変わるのはお客様に不信感を与えるので
 c. 自分の責任なので最後まで責任を取らせてください
 ↓
 ③(結論)お任せいただけませんか。
 ↓
 ④(代替案)困ったら相談させてください。
  or ご迷惑にならない範囲で頑張ります。

と先輩Aさんが「あなた責任とれるの!」と詰め寄ってきても④をうまく言えれば、スムーズにかわせます
④のフレーズは本当に私にとって目から鱗でした。このブログを読んでいる皆さんにも是非活用していただければ嬉しいです。ただ論より証拠で実際にその場でこれらのシチュエーションを演じてみるのが一番いい勉強になるそうです。また、見ているだけでも脳は自分がやっているものだと思うので、実演していなくても身に付いていくそうですよ。

JOTでは月に一回、ACT、SSTを行っていますexternal_red。気になった方は是非気軽にご見学に来てください。お待ちしておりますw最後は宣伝オチになってしまいましたが、ACTとSSTはやはり実際に体験してもらったり、見学された方が身に付くのでご容赦を(;_;)/~~~!
でも本当に楽しいので是非!!いつでもお待ちしております~(2回言った(笑))。以上MOGUでしたw

 

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SSTによる「断り」のトレーニング(前編)

冬になっても相変わらず食欲バズーカーのMOGUです。
この時期はやはり風邪をひきやすいそうですよ。
ティートリーの精油は抗菌の精油として有名なのでハンカチや加湿器で焚いてみるのはいかがでしょうか?

今回のお題はACT、SSTのお題についてです。
まず12月21日に行われたACTexternal_red(「アサーティブ・コミュニケーション・トレーニング」(Assertive Communication Training)について、新しいメンバーが入ってきたこともあり総復習の流れでした。と思っていたら、そうではなく総復習は総復習なのですが、これからも総復習はするとのこと。何故かと言うと、こうやって反復をくり返すことでACTは身につくのだそうです。忘れやすいというADHDという特性を持っている私にとってはとってもありがたいことです。
(詳しく知りたいという方はコチラもをお読み下さい。)
というわけで今回も主にお話しするのはSST external_red(social skills trainingソーシャルスキルストレーニング)についてです。今回のテーマは「断る」。「断る」のスキルが必要なのは以下の6つのシーン!

① 誘いを断る
② 依頼を断る
③ 要求を断る
④ 提案を断る
⑤ 協力を断る
⑥ 契約を断る

今回行ったのは、④、⑤のあたりです。というかそもそもなぜ人は断れないのでしょうか?
メンバーが考えてみたところ、以下のようなものが出てきました

関係の悪化→相手を怒らせる、相手に嫌われる、相手にされなくなる。
(女性間だと)同調圧

「じゃあ自分が断られたら、断った相手の事を嫌いになるか?」という(全員目を瞑り)多数決をしたら、結果はゼロ。

断らない人≠良い人でもないと思います。そういう人に限って後々体を崩すし、「なぜあの時言ってくれなかったの?」と相手がなってしまい、相手の信頼を無くす結果を生み出してしまうのです

ではどうすればいいのか?④提案、⑤協力の依頼を断る場合だとこうなるそうです。

断りの公式(提案・協力の場合)
①感謝(謝罪)

②理由~自身の優先順位、価値観(言い方の例:____だから、___なので)+具体的、物理的に述べる

③結論

④代替案

これだけ書くととても簡単に思えるのですが、実際やってみるとこれがなかなか難しい
皆頭をひねってましたし、中には流されてしまった方もいます。実際日本では人に合わすというやり方は幼少時から学校で教わるのですが、断り方の訓練というのはあまり教わってこなかったこともあります。できなくて当たり前だと思います。

少し長くなりましたので、この続きは次回の後編に紹介したいと思います。

 

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SST ~勇気を振り絞ってロールプレイ~

JOT訓練生1期生のMOGUです。

今日はJOTで行っているプログラムの一つを紹介します。
JOT事業所では月1回SSTを行っていますexternal_red

SSTを知らない人の為に説明すると、SSTとはsocial skills trainingの略であり、要はコミュニケーションの練習を行う訓練の事を言います。
私みたいな空気読めない系発達さんにはうってつけの訓練だったりします(中には空気読みすぎて体壊す系発達さんもいます)。職場や家族に言われたことありません?「どうしてこんなことも分からないの!?」とガチギレされたこと。
一般の人だったら空気で学んだり、人の真似して学んでいることをSSTではより詳しく文字にして説明してくれるし、ロールプレイングしてやらせてくれる。どうしてこんな行動を周りがしているか、こんな場面ではこのようにすればいいという事が分かるのでお気に入りの訓練の一つになっています
ざっくり説明するとウチではこんな風にやってます↓MOGU_SST1

ロールプレイイングをした後は実際にやってみた人の感想や見学者からの意見を募ります。
ただし、注意・警告・叱責などは禁止。あくまでも見学者はプレイヤーのいいところだけを見つけて、褒めるだけ。なので比較的ゆるくて楽しい雰囲気で学べるのもSSTの魅力です。
しかし、それでも気分が悪くなる人もいる。コミュニケーションの模擬練習は時に人によっては嫌な思い出も引き起こすためです。そういう方は無理せず、休んでくださいね
私自身は見学だけとか途中退室とか無縁だと思っていましたが、つい先日そうなりました、うん。

テーマは職場での報告の練習。最初は大丈夫だったのですが、トラウマスイッチオン。
発達障害特有の固有体験へのすり替え、フラッシュバックが起こり、昔の職場での数々の失敗の場面が次々と脳内に鮮明によみがえりましてね・・・、うん。
今思うと本当に恥ずかしいんですけど、身体がロボットみたいになるし、涙が出そうになるわで、暫くの間見学決め込むしかなくなったんですよね。遠くで見学、悲しかった。
正直やるのは無理かな、と諦めかけました。しかし、休み時間スタッフの方やメンバーが励ましてくれました
勿論彼らは挑戦しろだなんて一言も言っていません。今回の事で落ち込んでいる私に対して、前よりできるようになったことを挙げてくれ、励ましてくれたのです。スタッフの方の一人が言ってくれました。「失敗はあくまでも過去に過ぎない、未来は絶対にうまくいく。もう昔のMOGUさんじゃないんだよ。」と。
私はそれから、何とか今日のSSTに取り組みたいと思って、頭を絞りました。ロールプレイイングを頑張って聞いて、他の人がやっているのを必死に見て(フラッシュバックを取り去りながら)、何を言いたいかメモに何度も何度も書いては消しを繰り返して・・・。

結論から言うと、勇気を振り絞って最後にロールプレイイングに参加しました・・・、そして上手くいきました
とても嬉しかったです。メンバーやスタッフの人達は自分の事のように喜んでくれました。涙を流して喜んでくれたのもとても嬉しくて。諦めずに頑張ってよかったと思いました

SSTを行っている事業所は他にもあるかもしれないけれど、失敗しても温かく励ましてくれ、成功したら一緒に喜んでくれる・・・そんな優しくて温かいメンバーやスタッフがいるのはここJOT事業所ぐらいかもしれませんね。皆さん、この場を借りてありがとう。そして清水さん、貰った手紙とても嬉しかったので、暫く神棚に飾っておきます。

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第3回SST☆

 

メンバーの方から要望の高いSST(ソーシャル・スキルス・トレーニング)external_blackの第3回目を開催しました。

今回の練習課題は「叱られ上手・褒められ上手」

仕事をしていく上で上司や先輩から何らかの注意を受けることはどんな職場でも日常的に起こりうることですよね。しかし注意を受けること(叱られること)で心がポキっと折れてしまい、翌日から出勤できず休職に至ってしまう新人社員が激増しているのだとか・・・これは他人事では決してありません。

「叱られ上手」というのは、言い換えると「上手に注意を受けることができる」ということ。そしてこの「上手に叱られる(注意を受ける)スキル」というのは、様々なコミュニケーションスキルの中でも非常にハイレベルなものであるそうです。

今回は・・・

注意されている内容が実はよく理解できていない場合、という場面設定をし、全員でロールプレイ練習をしました。

このロールプレイの2つの重要なポイントは、≪とにかく最後まで話を聴く≫≪適切なタイミングでクッション言葉を用いながら質問をする≫というもの。

ただ、叱り役を演じた当事業所長の口調が・・・お人柄から優しさや穏やかさ柔らかさが溢れ出てしまい、「怖い煙たい上司」という設定にはなかなかならず、参加者のメンバーさんもついつい笑顔がこぼれてしまい・・・(笑)

叱られたまま終わったのでは気分が下がってしまいますので↓、最後に「褒められ上手」のロールプレイを行って、気持ちよく第3回SSTを終了しました。

「今度は逆の立場で、自分自身の怒りの感情を抑えながら人と話す練習がしたい」と今後の練習課題のリクエストも飛び出しました!

JOTサポート神戸では、毎月1回SSTを開催しています。体験参加も随時可能です。

コミュニケーションに自信をつけたい方や、SSTを体験してみたいという方は、お気軽にご連絡ください(*^_^*)

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SSTで対人スキルをアップ↑

昨日、第2回目のSSTを行いました。(JOTサポート神戸では月に1度、SST(ソーシャル・スキルス・トレーニング)external_blackを取り入れています)

第2回SSTの練習課題 : 「自分には興味のない話を聞くとき、どうする?」

メンバーの方が実生活でどのような対人問題に悩んでおられるかを事前アンケートした結果、 ●自分に興味のない話を聞くとき、あいづちがわざとらしくなってしまう ●自分に興味のない話を長々と聞くと心が疲弊する ●興味がないと相手に察知されないように無理して頑張って聞いた結果、本当に興味があると思われてしまい、話が更に長引いて困る・・・・といった回答が複数寄せられました。

人の話を「聞く」―――本当に難しいことですね。

コミュニケーションは「言語」を用いて伝えるものと、言語ではなく、表情や声、ジェスチャーなどの「非言語」を用いて伝えるものがあると言われます。そして、より多くの情報を相手に伝えるのは後者の「非言語」であることが知られています。 今回のSSTではその「非言語(ノン・バーバル)スキル」をうまく使って、「申し訳ないですが、私はその話にはあまり関心はありません」ということを、話し手の気持ちに配慮しながらうまく伝えられるように、という練習をしました。 「GOサイン」「ノーGOサイン」を適切に表しながら相手に伝える。お一人ずつロールプレイを通して練習しました。 練習したことが実生活のさまざまな対人場面で活かされるように、これからも継続的にSSTを実施していきます。

※SSTやコミュニケーション(対人)スキルなどに関心をお持ちの方は、体験参加も可能です。

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