ご入所から就職まで
お一人おひとりの
“思い”に寄り添う存在に
ご入所から就職までにかかる期間の長さは人によって異なります。
就労準備性がすでに整っておられ、早期の就職をご希望される方には、企業実習を中心とする支援計画を作成し、短期間での就職を目指したサポートをおこないます。
また「最長2年」というサービス期間を『ご自身と向き合う大切な時間』 と捉えて最大限利用し、焦らずじっくりと就職を目指したいという方もおられます。その場合は「安定して働き続けるために大切なこと」をあらゆる形で、ご本人が習得できるよう基礎から実践までしっかりとスタッフが伴走します。
JOTサポート神戸では一人ひとりの方の就労へのご希望や思いを大切にし、その方に一番合った就労プランを提案しサポートいたします。
STEP1. 通所スタート
まずは “働ける”
土台づくりを
● 生活リズムの安定
● 基礎的な労働習慣の確立
● 就労に向けた課題の発見
● 自分のいろいろな可能性の発見
STEP2. 就労準備期
土台が整ったら
「就労準備スタート」
● 適職理解
● 自己理解
● 当所での役割遂行
● 職業スキルの向上
実際の企業でいろいろな職種や職場を体験できます。
STEP3. 就職期
いざ、就職へ!
就労準備期を経て、どんなふうに自分が働いていきたいかというイメージが出来るようになると、いよいよ求人 に応募していきます。ハローワークだけではなく、自分にあった働き方や希望条件に合った独自の求人開拓をサポート。
● 履歴書や職務経歴書の作成
● トライアル雇用や雇用を前提とした企業実習等
● 自己PRの仕方、障がい特性の伝え方など面接対策
休まず通所できるようスタッフがしっかりサポートいたします。
取り組み、午後からはドラマセラピーや ACT(アサーティブ・コミュニケーション)、SST(ソーシャルスキル・トレーニング)などで、
自己表現の仕方やコミュニケーションを取り方をトレーニングしていきました。
パソコンスキルの習得には、元パソコン教室の講師が基礎からしっかりとサポート。
グループワークにも積極的に参加し、メンバーで意見を出しあうことで、自己表現やコミニュケーション能力を少しづつ高めていきました。
※主体性プログラム...各人が就労に向けて個別に目標設定を行い、取り組む時間です。
仕事をしていく上で必要なスキルを学びます
そして、A さんに「合う仕事、合わない仕事」を一緒に考え、情報収集を行い実際に行ってみたい企業をリストアップしていきました。 課題であるコミュニケーションについては、テーマに沿ったロールプレイに積極的に参加し、自他に対する「気づき」を発見することが できました。
実際に実習に行って感じたこと、気づいた課題点を事業所に持ち帰り、日々に訓練に活かしていきました。 履歴書や職務経歴書の作成や面接練習も繰り返し行い、自信をもって就職できるようサポートさせていただきました。
A さんは希望する企業へ、採用面接を経て無事に就職することができました。
Bさんの場合
できないCさんの場合
休まず通所できるようスタッフがしっかりサポートいたします。
この時期に、まずは自身の課題を見つめ、足りない部分や、伸ばしていくべき部分など、スタッフと一緒に考えていきました。
緊張が強く、体力と精神力に自信がない B さんの場合、ヨガでリラクゼーションと体力アップを。日々の通所によって体力増強と生活リ ズムの安定をはかりました。
そして、社会経験のない B さんですが、身だしなみや言葉遣い、挨拶など基本的なビジネスマナーを一つ一つ身につけていきました。 また、コミュニケーション練習やグループワークも積極的に取り入れ、自分の気持ちを徐々に出せるように訓練していきました。
※1 日 4 時間 × 週5日」は障がい者雇用枠で就職するための基準となる時間です。
※主体性プログラム...各人が就労に向けて個別に目標設定を行い、取り組む時間です。
仕事をしていく上で必要なスキルを学びます
さらに、自分の気持ちや考えを適切に伝える練習として様々なコミュニケーション・プログラム(下記表緑色)を取り入れ、積極的に参加しました。
安定して通所できるようになったこの時期から、実際に働いてみたい職種や職場環境など、スタッフと共に考えていきます。
調理補助職につきたいという B さんの希望から、一緒に企業のリストアップなどを行っていきました。
もともと体力に不安があった B さんですが、この実習を通して現場でしか感じ取れない課題点や不安な点を、
再度事業所へ持ち帰り、日々に訓練に活かしていきました。
企業実習で感じた「やりがい」や「喜び」を再認識し、より一層調理補助職への願望が強くなった B さんは、
その後の面接練習なども積極的にこなし、希望する調理補助職へ就くことができました。
苦手なAさんの場合
できないCさんの場合
休まず通所できるようスタッフがしっかりサポートいたします。
自身の感情コントロールでは、ACT(アサーティブ・コミュニケーション)、SST(ソーシャルスキル・トレーニング)などで感情をコントロー ルしながら他者とコミュニケーションをとる練習をしました。
また、主体性プログラム(※)の時間を利用し、自身への理解を深める「自分研究」を行い、現状の自分を知ることで、これからどのよ うに変わっていきたいのか、どのような目標を立てるかなどを、考えていきました。
※主体性プログラム...各人が就労に向けて個別に目標設定を行い、取り組む時間です。
仕事をしていく上で必要なスキルを学びます
C さんの場合、接客業希望なので「サービス接遇検定2級」合格に向けた学習を行いました。
また、実習に行ってみたい企業のリストアップなど、就職に向けた情報収集も同時に行っていきました。
そして、自分自身への理解をより深め、実習先企業などに提出する「自分トリセツ」もこの時期に作成しました。
引き続きの課題点である「感情コントロール」「ストレス管理」についてはヨガ、ヨガ呼吸法、コミュニケーション練習などで さらにレベルアップを図っていきました。
子どもからお年寄りの方まで幅広い年齢層の方が来られる図書館での接客は、はじめ戸惑うことはありましたが、週に 3 日実習に行くこ とで、徐々に仕事の流れや人との関わりにも慣れ、実際の就職に向けて良いイメージが持てたという C さん。
課題であった感情のコントロールについても、イライラする事もなくスムーズに仕事をこなすことができたと、事業所でのさまざまなト レーニングの効果を実感していました。
その後も、面接練習や履歴書作成など積極的にこなし、希望であった接客業に就職することができました。
苦手なAさんの場合
Bさんの場合