2021年3月卒業 30代・女性

児童福祉施設/児童支援員

1
外出への不安、胃の痛みに苦しんでいた日々
Q まずは現在の心境をお聞かせください
A 嬉しさもあり、寂しさ半分、不安もあります。

Q 内定までの経緯は?(実習に何回?)
A 福祉系の資格を持つ私は、管理者・清水さんより「今年4月にオープンする事業所のオープニングスタッフとして働いてみないか」と紹介を受けて、そちらで働くことを決めました。実習は、その就職場所での1回のみです。

Q 社会復帰に向けて不安はありましたか? どのように乗り越えましたか?
A とっても不安でした。まず、外に出られるのかが不安でした。
  しかし、清水さんや他のスタッフやメンバーの優しい言葉掛けによって、毎日通うことが出来るようになりました。

Q 今回の就職はあなたにとって満足いくものでしたか?100点満点中何点?
A 80点です。まだまだこれから勉強して学んでいきたいです。
  オープニングスタッフなので、スタッフと共に協力して取り組んでいきたいと思います。

Q  JOTの入所前は?(生活状況、心境など)
A 近くのコンビニにお菓子を買いに行くだけのひきこもりでした。
  本当に家の外に出られるのか不安で、毎日胃が痛かったです。
  長い間カーテンを閉め切っていた生活でしたが、少し開けられるようになりました。
2
見つかった目標、泣き虫にサヨナラ
Q JOTの想い出の中で一番印象的な出来事は?
A 清水さんはもちろん、他のスタッフの方も親身にお話を聴いて下さったり、アドバイスやお声掛けして下さり、
  家では親に言い出せなかったことも聴いていただき嬉しかったです。

Q あなたにとってJOTはどんな存在でしたか?
A 安心できる場所。メンバー・スタッフに会いに来るのが楽しみな場所。
  JOTに入る前は、親とも「障がい」について話したことがなかったけど、
  JOTに通いだしてからは、親ともたくさん話せるようになりました。
  また、自分には目標が見つからないと諦めそうになっていましたが、
  就職という目標を見つけたことで、やるべきこと、やってみたいという思いが生まれ
  頑張ってこられました。

Q JOTの訓練プログラムであなたにとって一番役立ったものは?それはどんな風に役立ちましたか?
A SSTやスーツデイです。私は人前で話すどころか、人と視線を合わせるだけで泣いてしまっていたから。
  でも、SSTのロールプレイでは、失敗してもいい練習で、また次やってみようと思うことができ、
  スーツデイの人前で話す練習では、話を聴く人数を少しずつ増やしてみる等、
  段階的に練習できたのがよかったです。
  そして体育館でのスポーツ大会も!
3
福祉介護の世界も暗いことばかりじゃない
Q これから、どんなふうに働いていきたいですか?
A まずは、利用者様の対応。コミュニケーションをしっかり図って、
  他スタッフと協力して出来ることを少しずつ増やしていきたいです。

Q 今後の人生の夢は?
A 福祉介護の世界も暗いことばかりじゃないんだよと世の中に広めたい。
  障がいを持っている子でも懸命に生きているので、持っている力を伸ばしてあげたい。
  自身については、落ち着いたら結婚したい。一人だと死ぬとき、さみしいから。

Q 最後に、JOTでこれから就職を目指す皆さんにメッセージをどうぞ!
A 一言じゃ言えないので、お一人お一人にお手紙書いています!
  ※卒業式では、在籍メンバー・スタッフ一人ひとりに宛てたメッセージカードが
   ご本人から手渡されていました。
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