2020年2月卒業 30代・女性

放課後等デイサービス/児童支援員

1
やりたい×できるをミックスさせた仕事
Q まずは現在の心境をお聞かせください
A いやー・・・もう不安です(笑)
でも仕事的には「やりたい仕事」と「できる仕事」をミックスさせた仕事に出会えたこと、すごいと思ってます。

Q 内定までの経緯は?
A 入所して1年10か月で就職が決まりました。
企業見学は3回、実習は2回行きました。

Q 社会復帰に向けて不安はありましたか? どのように乗り越えましたか?
A 不安はありました。服薬の量が増えて、薬の副作用で体力がどんどん落ちていってしまったし・・・
もう働けないと思ったこともありました。自分はこれまで(双極性障害の)「躁」の力で働いてきたのだと思い、その「躁」の力を失ってしまっては(←※服薬で「躁」を抑えるという意味)もう働けないと・・・

Q 今回の就職はあなたにとって満足いくものでしたか?100点満点中何点?
A 勤務地や職種など、条件としては100点満点です!
でも・・・まだわからないから不安、これからだと思ってます・・・

Q JOTの入所前は?(生活状況、心境など)
A ただただ暗闇・・・恐怖の中にいて・・・
ノイローゼでひきこもりでした。
眠れず食べれず体重は5、6㎏減っていました。
友人との電話で同じことをずーっと何時間も話し続けて・・・でもその友達は黙ってそれに付き合ってくれて・・・本当に感謝してます。3月頃から、その様子を心配して母が「居場所を作ってあげたい」と言ってくれました。そこで自分でも「このままではいけない・・・」と・・・
2
前年のお花見の時と景色が全く違って見えた
Q JOTの想い出の中で一番印象的な出来事は?
A いっぱいあるけどなぁー・・・(笑)
1年目のお花見では、何を見ても桜を見ても何も感じなかった、笑顔は作っていたけれど全然笑ってはいなかった、自分がJOTにいることもまだ受け入れていなかった・・・
けれど2年目のお花見は桜が本当にキレイだった!
お花見会場へ向かう道々、KさんHさんと「あめんぼ赤いなアイウエオ♪」とか言いながら歩いて行ったこと・・・笑いますよね(笑) でも本当に楽しかった!前年のお花見の時と景色がまったく違ったんです(≧▽≦)

Q あなたにとってJOTはどんな存在でしたか?
A JOTは、本来は就職するための訓練の場であるはずなのだけど、私にとっては「メンタルを回復する場所」だった。自分の「障がい」を受け入れることが出来た場所。障がいがあったからこそJOTに来ることが出来たのだと、それを幸運に思うことができた場所です。
3
アサーティブを実践して友人と仲直りできた
Q JOTの訓練プログラムであなたにとって一番役立ったものは?それはどんな風に役立ちましたか?
A アサーティブです!!!(←即答)
ケンカやもめ事になった時に、まずは「感謝」して・・・それから自分の素直な気持ちや代替案を伝えること。
これを実践して友人と仲直りできました。

Q これから、どんなふうに働いていきたいですか?
A まずは「双極」とうまく付き合っていきながら働いていきたい。
「躁」の時には「私はもっとできる」と思ってしまうし動いてしまうので、その半分くらい「できないかもしれない」と思うように最近はなってきました。

Q 今後の人生の夢は?
A 本当のことを言うと・・・・自分の子どもが欲しいです。
でも、それが叶わないのであれば・・・・・誰かの役に立ちながら生きていきたい思っています。

Q 最後に、JOTでこれから就職を目指す皆さんにメッセージをどうぞ!
A すごい辛いこととか・・・すごく苦しいこととか・・・そういうことがあってみんなJOTにたどり着いたと思う。
JOTはメンタルも回復できる場所だから、いつか元気になれることを信じて過ごしてほしい。
それから・・・2年ってびっくりするほど「あっという間」だから、1日1日を大切に過ごしてほしい。
皆さんの未来が明るくて笑顔であってくれれば嬉しいです。
ずっと応援しています!
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