2020年8月卒業 40代・男性

高齢者デイサービス/介護職

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あなたは、あなたのままで、いいんです!
Q まずは現在の心境をお聞かせください
A 就職した実感が湧かず、自分が就職できるとは思っていなかったです。
だけど、内定先での見学で、利用者さんと接していくうちに、就職の実感が湧いてきたと同時に、これで卒業か・・・と、不安やさみしさもありました。

Q 内定までの経緯は?(実習に何回?)
A 入所して2年5か月で内定。実習には6回行きました。

Q 社会復帰に向けて不安はありましたか? どのように乗り越えましたか?
A めちゃくちゃありますよ(笑)
まず、40代での再就職と考えたときに、不安はたくさんあり、最初の頃は、メンタル面でしんどい部分が多かったのもありました。
また、負けず嫌いという気持ちがあり、出来る人と自分とを比べてしまい、「しなければならない」という気持ちが強くなったことで、"自分らしく"ができなかったんですが、清水さんや当時の太田所長の一言で、人と一緒ではなく"自分らしい"やり方でやってほしいと言われ、ちょっとずつ出来るようになりました。
その他に、再就職の過程がわからず、障害特性で他の人よりかは苦しみましたが、疾病理解をゆっくりと深めることによって、おのずとやりたい仕事が見えてきました。
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変化をもたらした数々の出来事・プログラム
Q 今回の就職はあなたにとって満足いくものでしたか?100点満点中何点?
A 200点!
就職先が好きな分野であり、職場環境、働きやすさ、管理者の配慮が自分にとって、自分が求めているものにすごく適していると感じ、ゆとりを持ったサービスを提供しているところに惹かれました。
また、利用者とスタッフの距離が近いので、実習の時も雰囲気に溶け込みやすかったです。

Q  JOTの入所前は?(生活状況、心境など)
A うつで退職し、発達障害が診断されて分かり、これからどう再就職したり、生きて行ったらいいのかわからなかった。
また、同時期に犬が亡くなったのが衝撃的で、一週間ひきずっていた。

Q JOTの想い出の中で一番印象的な出来事は?
A 何個かあるんですけど・・・
・メンバーが受け持っていたプログラム:のぞみさんによる「ハートフルトリートメント」、Kazuさんによる「アロマケミストリー」,TAKEさんによる「ビジネスマナー講座」。それぞれの得意分野を教えてくれて、わからないことの発見だった。
・花見、塩屋でのBBQ:ほかの事業所と違って、スタッフとメンバーの距離が縮まることを実感し、話しやすくなるきっかけにもなった。
・ハーブ園(外出プログラム):気分転換に。外出プログラムのおかげで、自分を出しやすくなった。

Q あなたにとってJOTはどんな存在でしたか?
A 居場所。
一人暮らしだけど、色んなことをスタッフ、メンバーが教えてくれて、居心地のいい場所。

Q JOTの訓練プログラムであなたにとって一番役立ったものは?それはどんな風に役立ちましたか?
A ・ドラマセラピー:前に出る勇気や度胸が生まれ、練習ができ、受ける前と後では、全然違った。ドラマセラピー担当の豊田さんのキャラに影響された部分もあった。また、発声練習で用いられていた北原白秋の『五十音』が、介護実習で、口腔体操で使われていたときに、その経験を活かすことができた。
・ビジネスマナー:社会に出るためのマナー、分からない部分があったが、TAKEさんの説明が上手かったので、自然に入ってきやすかった。また、質問への対応が丁寧で、わからないときも謙虚な姿勢で「調べます」とお話しされていたのが印象的だった。
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迷わず悩まず抱え込まず、やり続けること
Q これから、どんなふうに働いていきたいですか?
A ・利用者様が楽しんで帰ってもらえるような配慮や、サービスを提供して働いていきたい。
  ・相手の方の気持ちを乗せるのが得意なので、場の雰囲気を盛り上げる役目を果たしたい。

Q 今後の人生の夢は?
A まずは、土台(生活基盤、経済、心身の安定)をつくってから、暮らしていきたい。今は、就職でいっぱいいっぱいなので、安定してから今後のことを考えていきたい。

Q 最後に、JOTでこれから就職を目指す皆さんにメッセージをどうぞ!
A 年齢関係なく、やり直しできるから、迷わず悩まず抱え込まず、ありのままの自分を出せば必ず結果はついてくると思います。あとは、物事に対して、やり続けること。そしたら後で、ご褒美が返ってきます。
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