6月1日付でKAZUさんがご就職されました。
KAZUさんと言えば・・・
まさにこのJOTホームページのブログを運営管理し、ここまで立派に創り上げてくださった功労者。元々はスタッフが多忙を言い訳になかなか日々更新できずにいた本ブログを見るに見かねて(?)「自身のスケジュール管理の訓練として僕に担当させてください」と申し出てくださったことがきっかけでした。以降、JOTホームページのブログが飛躍的に充実し、多くの方々にお読みいただけるようになったのはひとえにKAZUさんのご尽力のおかげです。またメンバー全員で共有できるPCファイルを設定して下さるなど、事業所内のインフラ整備にも多大なるご貢献をいただきました。改めて「KAZUさん、ありがとうございました」
■ともに歩んだ1年11か月/贈る言葉
いろいろな事がありましたが…
KAZUさんと一緒に取り組んだことの中で一番忘れられないのは「アンガーマネジメント」つまり怒りの感情をどうコントロールするかという課題でした。
生真面目な人ほど正義感が強く「~であるべき」という“べき思考”が強いと言われます。KAZUさんもやはりそうでした。残念なことに正論が必ずしも通用するとは限らない私たちの現実社会においてこの“べき思考”は大きなストレスの元となり、怒りを覚えた本人の心身を痛めつけます。
事業所内でKAZUさんが「怒り」を感じる様々な場面について、何度も何度も個別に面談をして話し合いました。面談では自己分析はもちろん、自分も相手も大切にしながら率直に感情を伝えるアサーティブコミュニケーションやアンガーマネジメントに関する知識も繰り返し共に確認しました。
その取り組みを通じて、私が感嘆したこと。
それはKAZUさんの『素直さ』でした。
「怒り」について話し合うというのはなかなか「しんどい」ことです。
ネガティブな感情を直視し、時に自分の弱さと向き合わねばなりません。
しかしKAZUさんはこの「しんどいこと」から逃げず、むしろ積極的に自ら乗り越えようと取り組んでこられました。その姿勢には頭が下がりました。そしてその姿勢を支えたのは、彼の人間性の一番の素晴らしさである『素直さ』だったと思います。
自分の怒りを≪素直に≫認める。
スタッフの助言を≪素直に≫受け入れる。
そして必要とあらば速やかに潔く≪素直に≫相手に謝罪する。
意地を張ったり、強がったり。自分の正論を振りかざして相手を攻め続けたり。人間ならそういった一面があると思うのですが、彼にはそれが一切ありませんでした。
支援という仕事をさせてもらっていて一番幸せなのは、苦悩を超えた先にある≪人の心の純粋さ・美しさ≫に触れる瞬間です。
そういった意味では、ブログの運営管理やインフラ整備といった形に残るものだけではなくて、『こんな素直な人って本当にいるんだ』という感動こそ、KAZUさんが私に与えてくれた唯一無二のものであるように思います。
理不尽なことも沢山ある現実社会ですが、そのあり得ないほどの素直さはきっと貴方が仕事をしていく上の大きな支えになると思います。
他の誰も真似できないほどのその素直さをどうぞ大切に———。
KAZUさんのこれからを、ずっと応援しています!
神戸市で新しい就労移行支援事業所を創っていく―――JOTサポート神戸です☆
info@jot-support.com