外出プログラム ~ 兵庫県立美術館へ行ってきました 2

前回の記事から随分と時間が経ってしまいました。
7月の外出プログラムで、兵庫県立美術館へでかけた際のアンケート結果が非常に興味深かったので、お話させていただきたいと思います。

今回は、4つあった設問の内、Q1とQ2についてお送りしたいと思います。

『Q1.この絵好き!という作品はありましたか?』
『Q2.なんじゃこりゃ?変な絵!という作品はありましたか?』

相反するふたつの質問のようですが、「好きの反対は嫌い」あるいは「嫌いの反対は好き」とはちょっと考えにくいように思います。あるものに対して好意を抱くのも、不快感や違和感を覚えるのも、結局のところ、「何か自分の心に触れて、突き動かすものがある」という点では根底にあるものは同じではないでしょうか。そのような観点で、この2つの設問に寄せられた回答をまとめていきたいと思います。

作品別で見ていくと、不思議なことに、あまり突出した作品はなく、メンバーたちの好みはそれぞれに分かれたという感じでした。しかし、これを作品別ではなく、作家別で見てみると…

アンケート結果1

ご覧の通り、Q1・Q2共にシャガールが1位に入っています。これはまさに、冒頭で述べたとおりで、快不快に関わらず、メンバーたちの心に強いインパクトを与える作品が多かったのでしょう。Q1.に対しては、『色彩が鮮やか、美しい』、そしてQ2.についてはやはり『ホラー、こわい』という意見が多く寄せられました。

ここまでお話しすると、シャガールの独壇場のような感じがしますが、ちょっとここで公正な判断をすべく、作品の展示数に注目したいと思います。
この展示会でのシャガールの展示作品数は、なんと他の作家たちよりも格段に多い10点。この展示会の企画をされた方がシャガール贔屓だったのでしょうか。展示会のテーマが印象派だけではなく、その後に続く絵画も取り上げているとはいうものの、まるでエコール・ド・パリのシャガールが大本命で、印象派の作品群は彼を際立たせるための “前振り” に過ぎなかったのではないか…?などと邪推したくもなるような展示数の違いです。その点を考慮すると、他のどの作家よりもシャガールの作品が多く回答に上ったのは、なるほど納得のいく結果かもしれません(ちなみに、主だった印象派の作家で、作品展示数がシャガールに次いで多かったのは、ルノワール 7点、シスレーとピサロが6点、モネ 5点でした)。

と、そう考えてみると、ひとり気になる作家がいます。Q2.の2位に入っている、ジョルジュ・ブラックです。
このジョルジュ・ブラック氏、出展されている作品はたったの1点、『洋梨のある静物(テーブル)』という作品です(著作権上、画像を掲載することができませんので、リンク先をご参照ください)。ちょっと、Q2.の回答結果を作家別・作品別で見てみることにしましょう。

アンケート結果2

シャガールの絵を奇妙に感じた人は6名もいたのですが、では、どの作品を?となるとそれぞれが違う作品を挙げています。対して、ジョルジュ・ブラックの『洋梨のある静物(テーブル)』 external_black

-「どこが洋梨?」
-「洋梨もテーブルもわからない」
-「想像力が豊か過ぎる」

表題から想像されるものが全く描かれていない!という “裏切られた” 感でもあるのでしょうか。見事にメンバーたちの「変!」が集中した結果となりました。
ジョルジュ・ブラック『洋梨のある静物(テーブル)』は、あとの Q3、Q4 の回答にも出てきます。さらに面白いことに、「設問に関わらず、よく名前が出てきた作品」で集計をとってみると、やはりこの『洋梨のある静物(テーブル)』が見事に首位の座に輝いていました。

他の解答を見ていても、メンバーたちの個性がよく表れていました。また、同じ作品に対する意見でも、人が違えばまったく見方も違うということもよく現れていて大変興味深く感じられました。
例えば、カンディンスキーの作品『結びつける緑』external_black『適度なヴァリエーション』external_blackなどを観て、理系にも文系にも強いあるメンバーは「幾何学的なところが魅力的。観ていてワクワクする」と言い、10代のメンバーは「ポップアートみたいでかわいい」という感想を挙げています。
イラストを描くのが上手なメンバーたちの感想は、やはりまた他のメンバーたちとは観点が違いました。

「ありえない色同士が調和している」
(Q2.『シウラナ村』external_blackミロ に対して)
「描写が非常に細かくて、遠くから見ても吸い込まれそうな感覚がして新鮮だった」
(Q1.『睡蓮 external_blackモネ、『モレのポプラ並木』external_blackシスレー等 に対して)
「建物が多くて、色と構図がかっこいい」
(Q1.『ルーアンのエピスリー通り、朝、雨模様』 external_blackピサロ、
『モンマルトルのミュレ通り』 external_blackユトリロ に対して)

他にユニークな感想もありました。

「痩せたアル・カポネみたいで面白い」
(Q1.『パイプを持つ男』external_blackシャガール)
「薬(ヤク)におぼれたヴァイオリン演奏者」
(Q2.『逆さ世界のヴァイオリン弾き』 external_blackシャガール)
「生首かと思った」
(Q2.『ジョーの肖像、美しいアイルランド女性』 external_blackクールベ)

などなど…。

もともと絵画に親しんでいるメンバーも、特にそうでないメンバーも、それぞれに鑑賞を楽しんだようでした。

※続きの記事※
外出プログラム ~ 兵庫県立美術館へ行ってきました 3

※絵画のリンク元は、すべて公益財団法人 吉野石膏美術振興財団(吉野石膏コレクション)です(一部メンテナンス中のようです)。

 

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ヨガ理論と瞑想

第2回目の投稿ですね、こんにちは、メンバーのザクロです。今回のテーマは「ヨガ理論」についてです。このヨガ理論についての投稿は、JOTが始まって以来、私が初めてなので、上手く書けているか心配です。

さて、本題に入る前に、私のヨガ理論に対する感想を申し上げますと、「あまり共感できない」と普段から感じています。おいおい!こいつ、記念すべきヨガ理論についての初投稿なのに何を言ってやがる・・・とお思いでしょう。もし、私がこの投稿を拝見する側ならば、このような入り方の記事を見ると同じように思うことでしょう。それにも拘わらずこのような感想から入らせていただきました。というのも、私自身、普段から緊張を感じないくらい鈍感・マイペース(良く言うと天然?)な性格の持ち主で、よく、大勢の前で発表する際などの一大事に、「緊張する」「早く終わってほしい」との声を聞くのですが、正直あまりその感覚を理解することができません。ですので、私なりの考えを述べたいと思います。

という長い前書きを経て、ようやく本題です。JOTでは1週間に1度ヨガのプログラムがあって、そのヨガに関する理論があることについて、入所して初めて知りました。ヨガ理論と聞いてなんだか難しそう。でも講義を受けているうちに理解していくだろう、と思っていたのですが、その考えは甘く、入所して半年たった今現在でもあまり理解できていません(理解できていないというのは、中村先生が言っていることの意味が理解できないのではなく、感覚が理解できないという意味です)。

しかし、その中でも一部理解できるものがあります。それは「瞑想」(ヨガでは「ディヤーナ」)です。私は普段、物事が自分の計画通りに進まない時、程度は時によって様々ですが、焦りを感じます。その際、物事に取り組んでいても心が乱れているため(今回の場合は焦り)、冷静な判断ができず想定通りに事が進まずイライラしてしまいます。そのような経験を幾度となく経験していくうちに、自分なりの「瞑想」の方法を確立しました。私なりの「瞑想」というのは、焦りや不安などのマイナスの感情に流されそうになったら、まず目をつむり、目の前が真っ暗になります。そして、心が穏やかになると真っ暗な目の前が水面と化し、その水面に1粒の水滴が落ちるのが感じられます。その一連の流れを私は「瞑想」と呼んでいます。

ヨガにおいての瞑想「ディヤーナ」と私の瞑想とは全く異なるものですが、これからもヨガ理論の講義を受講する中で、少しずつでも理解できるように努力したいです。

 

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~卒業~

こんにちは。

この度無事卒業メンバーとなりましたMOGUです。

先日、私は中華レストランに1人で行き、ワンタンメンと小籠包のセットを頂きました。
それはそれは美味しかったです。そのランチは私が働いて初めてのお給料で頂いたものだったからです。
噛みしめました。そして同時に思いました
「ああ、ここで自分の働いたお金でランチを食べることができるなんて思ってもみなかった」と。

このブログを以前からお読み下さっている方でしたら、ご存じだと思うのですが、私はかなり初期のメンバーです。
いろいろ理由あって2年半いることになりました。
この話をする度に、よく「信じられない!」と言われるのですが、JOTに入った頃、私はハローワークの求人欄を見て泣きだしたことがあります。JOTに入るまで、ハローワークの求人欄を見ることは一切できませんでした。

自分の中にある発達障害を知らぬまま就職してしまった私は、いくつか職を転々としていたからですJOTに入る前、それはもう疲れ果てていて面接に行くどころか、外に出るのでさえ恐怖を感じていました。

JOTにとりあえず入ったものの「就職・・・。就職できたらいいけど就職できるわけなんてないよね。」という気持ちが大きく占めていたように感じます。
先月卒業式を開いて頂いたのですが、初期から私を知るメンバーやスタッフさんから私は「JOTの台風」と思われていたようです。確かに振り返ると様々なことやらかしています。1週間に1回は泣いていたし、人の話を最後まで聞かないし、失言を繰り返していました。

「ああやっぱり自分は駄目なんだ」「どうあがいても上手くいきっこないんだ」と何度倒れ込んだことでしょうか。しかし、その度にJOTのスタッフさんやメンバーが私に手を差し伸べてくれました。何度失敗しても私に耳を傾けてくれたのです。すると私の中に変化が起こり始めました、「もう一度やってみよう」という心の変化が。
その後は奇跡の連続でした。出来ないと思っていたことがどんどん出来る様になりました。
何より私の為にこれだけ尽くしてくれるスタッフさんやメンバーに「何かしたい!」と思うようになってからはいつの間にか「JOTの太陽」と呼ばれるようになっていました。

更に就職実習にも行けるようになりました。そして、就職…。
とても嬉しかったですここまで書いていて胸にこみあげるものがあります。

まだまだクリアしないといけない課題は、山ほどあります。考えると胃が縮む思いになります。
だけどここまで来れたのです、これからも落ち込むことがあったり、思いもかけない難題にぶち当たることもあるでしょう。JOTで学んだ、転んでも立ち上がる強さを就職に活かしていきたいと思います。

 

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はじめまして

はじめまして。初ブログを書かさせてもらいます。まきです。よろしくお願いいたします。

私は約15年前に双極性障害ⅱ型を発症してから仕事を休職、復職、退職を繰り返していました。押し寄せてくる気分の波にのみこまれ、自信をなくし心身共にボロボロとなり、引きこもりの生活となりました。このままでは、いけない。でも、まだ自分一人で何とか出来るのでは、しなければと、がんじがらめになっていました。

そんな時、家族に大迷惑をかける事をしてしまい本気で変わらないといけないなと思いました。そして主治医からのすすめもありJOTへ見学に来ました。初めて来たJOTは人も場所もとにかく明るく優しかったです。表情も上手く作れない私を暖かく受け入れてくれました。帰りに頂いた黄色の花が、とても嬉しく久々に心から笑顔になれました。この場所なら自分は変われるのではないかと入所を決めました。

それから半年。まだまだ歩みは、ゆっくりでスタッフ、メンバーの皆様には、ご迷惑をおかけしていますが、これからもよろしくお願いいたします。

(40代・女性)

 

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残暑会について

皆様、お久しぶりです。マチマチです。今回は去る2019年9月16日に行われたJOTサポート神戸の懇親会(残暑会)について書こうと思います。

まず、開催された場所ですが、同じJOTのグループの就労継続支援B型事業所であるJOTワークラボ神戸をお借りして開催されました。私自身初めて行ったのですが、とても明るくて広くて綺麗な場所でした。そして、目的ですが、メンバーの懇親はもちろんのことですが、社会に出てから必ずあると思われる懇親会の練習でもありました。そして、内容はオープンサンドでの会食リサイクルビンゴでした。

オープンサンドとはサンドイッチの一種で一般的なサンドイッチがパンとパンの間に具材を挟むのに対し、パンの上に具材を載せるだけというのが特徴です。この日はメンバーのみんなで一人一つの具材を持ち寄りました。ハムやコロッケ、ジャムやピーナッツバターとバラエティーに富んだ具材が集まりました。

リサイクルビンゴとはメンバーのみんなで一人一つ家での新品未開封の不用品を持ち寄り、それをビンゴの景品とするビンゴ大会でした。

オープンサンドでは各々が食パンの上に好きな具材を乗せてしょっぱい味、甘い味などを作っていました。

リサイクルビンゴでは普通のビンゴのルールに加え、途中でクイズがありそれに正答したメンバーは好きな番号を指定出来るといったルールがあったり、みんなに景品は当たるのですが、どの景品が当たるのかは分からなかったりと、とても盛り上がりました。

僕自身、JOTでの懇親会は初めてでしたが、社会に出てからの懇親会の節度ある所作の練習にもなりましたし、既存のメンバーとはもちろんのこと、この日から新しく加わったメンバーとの親睦も深まりましたし、何よりも楽しかったです。

また、懇親会があった時は節度を保ちながら思いっきり楽しみたいと思います!!

 

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