2019.05.29

卒業、そして就職

Kazu

皆さんこんにちは。メンバー1期生のKazuです。
最近、夏が近づき汗ばむ日が増えてきましたね。読者の皆様も体調には十分気をつけてお過ごし下さい。

さて、今回のブログですがタイトルにもあります通り、この度わたくしKazuは就職が決まりました。そして、5月末をもってJOTサポート神戸を卒業します。入所から1年11ヶ月間、スタッフさんやメンバーの皆さんには「ありがとう」という言葉だけでは足りないほど、感謝してもしきれません。

今回の記事はこれまでの私の訓練の足跡を振り返ってみたいと思います。私の最後の記事、どうか最後までお付き合いいただければ幸いです。

就労移行支援事業所でした訓練

就労移行支援事業所であるJOTサポート神戸に通い私がしてきたことは、以下の7つに分けられます。

  • 生活リズム調整
  • 自己肯定感の回復
  • 発達障害についておよび自己についての理解
  • コミュニケーション能力の向上
  • アンガーマネージメント
  • 業務遂行能力の向上
  • 就労に向けた企業実習・就職活動

特に私が力を入れていた訓練は発達障害についておよび自己についての理解アンガーマネージメント」、コミュニケーション能力の向上の3つです。

発達障害についておよび自己についての理解

入所当時の私は、自分ことはおろか発達障害についての一般的な知識も不足している状態でした。ですが、そんな私と一生懸命に向き合って下さったスタッフさんや、自分トリセツの作成を通してこの2年で自分のことを知り、好きになっていったのです。そして、ここで得たことが就労する上で心強い味方となって私の支えとなりました。

自分の良いところも悪いところも受け止めてくれる。そして、一緒にその先へ歩みを進めてくれる。そんな雰囲気を作って下さっていた、スタッフさんと先に入所されていた1期生の方々には本当に感謝しています。

アンガーマネージメント

昨年の10月にも書かせていただきましたが、私は感情のコントロールが不得手な部分があり、特に「怒」の感情との付き合い方を訓練していました。そして今年の3月からは特に力を入れてアンガーマネ-ジメントに、自分のイヤな部分とも向き合うようになりました
まだまだ未熟ですが、スタッフさんには「少しずつ変わり始めている」という評価を頂いています。ですがおそらく、就労移行支援事業所を卒業しても自分で続けていく必要があるかな、とも思います。「怒」との付き合い方は、私のライフワークになりそうです。(笑)

コミュニケーション能力の向上

自閉症スペクトラムの私にとってコミュニケーション能力の訓練は継続した就労に必要なものでした。JOTサポート神戸では月に1回ずつ、SSTとACTの2本立てでコミュニケーションの訓練が行われます
ですが、私にとってはJOTで過ごす日常のあらゆる場面がコミュニケーション能力の訓練になりました。日常の何気ない言葉や振る舞いの一つ一つが他の人を喜ばせたり、楽しませたり、逆に悲しませたり、怒らせたりと様々でした。そして、上手くいったこと、いかなかったことを一つ一つスタッフさんとメンバーの皆さんと分かち合い、乗り越えながら自分のものにしていきました。皆さん、こんな私と共に過ごしていただきありがとうございます。

最後に……

就労移行支援事業所のあらゆるプログラムにおいて、訓練する上で必要なのはテクニックでも何でもなく、JOTの大事なプログラムである「主体性プログラム」のように自分が主体的になって行うという意思が大事なのではないかと思います

JOTサポート神戸で過ごした2年は、私にとってかけがえのない宝物となりました。これからは、一社会人としてまだよちよち歩きですが、JOTで学んだことを支えに一歩ずつ歩みを進めていきたいと思います。

JOTを卒業するにあたって、こんな私でしたが見守ってくださったスタッフの皆様、共に訓練に励んだメンバーの皆様、今まで本当にありがとうございました。

そして、私がここまで変われたことも、思えば勇気を出してかけた1本の電話が全ての始まりでした。この記事を読んでくださった皆様に、
「ほんの少しの勇気で人生は変わる。人は変われる」
これだけはお伝えしたいと思います。

 

最後に応援してくださった皆様、ありがとうございました。

 

神戸市で新しい就労移行支援事業所を創っていく―――JOTサポート神戸です☆info@jot-support.com

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