皆さん、初めまして。今年の4月初めに入所しました、カジカと申します。
この度ブログを書くにあたり、JOTに入所するまでの自分について、少しばかり長くはなりますが、お話させていただきます。
まず初めに、私は「注意欠如・多動性障害」、いわゆる「ADHD」と診断されているのですが、その診断を受けたのは昨年の末、31歳になったばかりの頃になります。
昔から、不注意によるミスで周りに迷惑をかけてしまう、他の人よりも作業に時間がかかり注意を受ける、友達との関係が上手くいかずに落ち込む…といったことが多く、歳を重ねるにつれ「何で皆ができることができないんだろう」「何で自分はこんなにもダメなんだろう」とネガティブな思考が増えていくなか、私がADHDという存在を知ったのは20代後半に差し掛かった頃でした。
偶然ネットサーフィン中に見つけた「ADHD(注意欠如・多動性障害)」という言葉が気になり、調べたところ、昔からの自分の短所のような特性が羅列されていたのですが、普通の人でもよくあることだよねと思う特性も多く、この時点では診断を受ける選択には踏み切れず、「もしや自分はADHDなのかも…」というモヤモヤを抱えたまま数年が経ちました。
その後、仕事場での度重なる失敗や、先輩・上司との人間関係によるストレスで体調不良が続き、何もしていないときでも常に不安で涙や震えが止まらなくなり、ついには以前の様に働くことができなくなりました。
役所の方のサポートのお陰で自分に合うメンタルクリニックに辿り着き、そちらの先生の勧めでWAIS検査を受けた結果ADHDと診断され、昔からの癖や短所はその特性によるもの、今までの異常な不安や対人恐怖はADHDによる二次障害だということが判明しました。
そして、「すぐには難しくてもまた働きたい」という私の意思を先生が汲んでくださり、JOTを紹介していただいたのが全てのきっかけです。
JOTへの初めての見学の日、不安と緊張でいっぱいだったのですが、実際に訪れてみると、メンバーの方々がとても明るく迎え入れて下さり、所長の清水さんやスタッフの方々の優しいお気遣いによって、それまでの不安が嘘の様に薄れていったのを今でも鮮明に覚えています。
他にも数か所、就労移行支援事業所は調べていたのですが、実際に見学・体験に訪れたのはJOTのみで、何より清水さんをはじめとするスタッフの方々やメンバーの方々の思いやりにとても励まされ、「一から頑張るならこの事業所さんがいい!」と強く思い入所に至った次第です。
入所してからは、主体性プログラムの時間を利用して資格取得に向けたパソコンスキルの勉強をしたり、視線恐怖が強いためACTやSSTなどロールプレイを伴うプログラムは人一倍緊張しますが、克服のためにも楽しんで取り組む様にしています。
他にも、JOTに来るまでは気付いていなかった自分の特性についての自己理解も、大きな課題だと思っています。
入所から約半年、まだ就職に向けて乗り越えなければならない壁がたくさんありますが、この場所で一歩ずつ、確実に進んでいこうと思います。
長くなりましたが、最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
(30代・女性)
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