2022.12.26

変われた私

しほしほ

 

皆様、ご無沙汰しております。しほしほです。今回は、入所当初の私をふりかえり、今の私と比較してどう変わったのか、また、どうやって変わることができたのかについてお話ししたいと思います。

 

まず初めに、入所した頃の話をしたいと思います。当初の私を言い表しますと、「しんだ魚のような目」をしていました。何をやるにしても疲れ果て、何もしたくない、何もやりたくないといった負の感情で満ち溢れ、笑うことすらままならない状態でした。

ですが半年が経ったころ、ある出来事がキッカケで私は転換点を迎えることになります。

それは、「ドラマセラピー」への参加でした。ドラマセラピーとは、演劇療法ともいわれ、役を演じて感情を吐き出しカタルシス(心の癒し・浄化)を得るというプログラムです。2年も前の話なので、なぜ自分から参加してみようと思ったのか経緯については詳しくは覚えていませんが、参加することによって、心のなかでどこか「(ああ、私は笑ってよいのだ)」という安心感を得ることができました。それからの日々は、まるで別人かのように人前で笑ったり冗談を言ったりと、今まで鎖で縛られていた自分が解き放たれたかの如く、前向きになることができました。心身の面においても、それからの日々は向上し、服薬の影響で集中力が途切れたり眠気がきたりするものの、コーヒーを飲んだりストレッチをしたりすることで、毎日の生活においてしっかりとバランスをとることができるようになりました。

今では、周りのメンバーさんからも❝ムードメーカー❞と非常にありがたい称号(?)をいただけるくらいに心身共に回復することができました。ですが、それも全て私だけの努力ではございません。スタッフさんが毎朝通所したら温かい言葉で迎えて下さったこと、周りのメンバーさんから想いのこもったお優しい言葉を何度もいただいたこと、他にも、色々な嬉しい言葉を覚え切れないくらいいただきました。これらの支えがあったからこそ、私のなかで「頑張ろう!」という想いがグッと湧いてきたのだと考えております。

 

私は、一見ドラマセラピーをきっかけに自ら変わっていった様にも見えます。ですが、自ら変わろうとしたのではありません。周りの方々がその当時の私のことを認めて下さり、私自身が前向きになって「変わってもよいのだ」と思えたから、変わることができたのだと思います。つまり、支えがあり踏み出せる状態になったからこそ、前に歩みを進められたに過ぎないのです。

 

私がこの3年間を過ごしてきて大事だと感じたこととしては、決して後ろを振り返らないこと、自分の過去を引きずらないことです。過去は変えられません。ですが、未来は変えられます。自ら未来を動かそうとしたとき、周りの影響によって左右に揺らされることもあるでしょう。そのとき持っておきたいものは、過去に捕らわれることのない❝軸❞だと思います。過去を引きずらず自分らしくあり続ける❝軸❞、それを形成するのは難しいことかもしれません。ですが、何かのキッカケで前に踏み出せたのなら、それはきっと、その人なりの❝軸❞が形成されていく瞬間です。私自身、この経験をこれからも大事にしていきたいと思っています。

 

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