
始めに
ご無沙汰しております。シヤンです。
私は最近、ビジネス面で使用される丁寧な言葉遣い(敬語、尊敬語、謙譲語)を使えるようにすることを目標にして、日々取り組んでおります。その取り組みの1つとして、先日私はJOT内のプログラムの「インフォメーション」の担当を行い、メンバーの方へ向けてプレゼンテーションを行いました。
(ホームページ内の【お知らせ】に今回のインフォメーションについて触れられております。ご興味がございましたら、ご一読いただけますと嬉しく存じます。「プログラム紹介~インフォメーション~」)
プレゼンテーションの発表は私自身も満足の内容でしたが、ビジネス面で見ると不適切な言葉遣いになっていることがありました。ただ、今回のインフォメーションの発表中に、ビジネス内で「絶対にしてはいけないレベル」の言葉遣いが出る事はなく、目標を立てた当初より、大きく成長を出来ていることがわかりました。
今回インフォメーションをやってみてわかった「不適切な言葉遣いになってしまう」タイミングと、清水さんが気付いてくださった「実際に出てしまった言葉遣い」をまとめていきます。
指摘を受けた言葉遣い
- ✕ 「聞きたいこと、ありますか?」
〇 「お聞きになりたいことは、ございますか?」 or 「お聞きになりたいことは、おありでしょうか?」
- 語尾がカジュアルな話し方になっており、もう少し丁寧にしましょう。
- 「聞きたい」という部分も、しっかりと丁寧な言い方にする必要があります。
- ✕ 「先ほど言ったとおり・・・」
〇 「先ほど申しましたとおり・・・」
- 「言った」は敬語に該当しないので、ここは「申しました」と言うようにします。
- ✕ 「・・・見ましたよね?」
〇 「・・・ご覧になりましたよね?」
- 「見ました」は丁寧語ではありますが、今回のような場面では、尊敬語の「ご覧になる」と言うと好印象。
- ✕ 「知らない方も多いでしょうが・・・」
〇 「ご存じない方も沢山おられるでしょうが・・・」
- 「知らない」の部分を尊敬語の「ご存じない」にすると印象が良いです。
- 「多い」は「多くいる」と置き換えて、丁寧に言えると良いです。
- ✕ 「(私の『自己理解』について)覚えてますか?」
〇 「(・・・)覚えておられるでしょうか?」 or 「(・・・)覚えてくださってますか?」
- 「覚える」と言った部分の問題はありません。
- この後に続く言葉を言い換えるだけで印象が大きく変わります。
- ✕ 「(この悩み)わかりますか?」
〇 「(・・・)おわかりいただけるでしょうか?」
- これは全ての言い方を変えるしかありません。
- 話し言葉になっているので、全てを丁寧にするように。
- ✕ 「(どのような印象を)受けますか?」
〇 「(・・・)お受けになりますか?」
- これも全て丁寧に言うようにするしかありません。
- 些細な部分こそ丁寧に。
一通り見てみて
一通りまとめてみましたが、今回指摘をいただいたものは、全て丁寧語か話し言葉になっていました。丁寧語が良くないというわけではないと思いますが、プレゼンや面接などの場面では不適切な表現だということがわかりました。
そして今回指摘をいただき、修正をしていただいた言葉は、ほぼ全てが尊敬語(一部謙譲語)になっていました。このことから、プレゼンにおいては尊敬語を主軸にして話す事が大切ということがわかりました。おそらくこれは、面接においても同じだと考えております。
もう一つの発見があり、今回の指摘はほとんど「聞き手への問いかけ」であることに気付きました。このことから、私が説明をする際にはしっかりと言葉遣いを意識出来ていますが、どなたかに問いかける(質問など)時に私生活の癖からか、話し言葉が混ざってしまい、この表現になってしまうのではないかと考えました。つまり、これは面接官との会話がメインの面接では、しっかり意識しないと今回のようなミスが出てしまうと考えられます。
今回挙げた反省点は、このインフォメーションを行っていないと、おそらく気が付くことが出来なかったため、私にとっては大きな成長の第一歩になると考えております。まだまだミスが多く出て学ぶことも多い私ですが、今後も学びを続けて成長して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。またいつかお会いしましょう。
