入所一年を振り返って

お久しぶりです。JOTサポート神戸訓練生のウササンです。

今回のブログでは、入所してからの一年を振り返ってみたいと思います。最近入られた方から「先輩」「一年以上おられる方」等と言われると、穴があったら入りたいくらいに「この一年間何もしていない」という思いが強いのですが、実際は色々と変化があったようです。

・日常生活
当初の通所の目的の一つは「生活習慣の改善」でした。JOTに来るまでは布団に縛りつけられたようにぼーっと午後まで寝てしまうことが多かったのですが、薬を変えたり、通所の時間を調整したりすることで最近は毎日通所できるようになりました。ただ、一年経ったにも関わらず布団との癒着は完全に解決できていないので、今後の課題となります。

また、お昼の時間にメンバーさんと談笑しながら食事をとることや、グループワーク、ドラマセラピーといったグループでのプログラムに楽しく参加することも当初の自分ではありえないような変化です。心に余裕ができてきたのか、そういったことに積極的に参加できたり、新しいメンバーさんともお話ができたりするようになってきました。

・自己理解
入所して一年経ったメンバーは、実習やこれからの就職活動のための「自分取扱説明書」を書くことを勧められるのですが、そちらも早めに完成させることができました。随時手直しをしていきたいと思います。

最近では、インフォメーションというプログラムの時間に「疾病理解」ということで、自分のうつ病についてプレゼンテーションを行い、メンバーさんに幅広い疾患について理解してもらうために分かりやすく説明できるよう努めました。

また、主体性プログラムの時間を使って、これまでの経験やその意味について消化するためにエッセイ漫画を実験的に描いてみました。2巻分発行することができましたが、未だ自己受容に至るには難しいような気がして、道半ばという感じです。

このように、一年間で出来るようになったことは色々とありますが、最近は厳しい寒さもあって、鬱の力に負けそうになることが多くあります。険しい道のりのように思えますが、就職に向けて今後も進んでいきたいと思います。

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主体性プログラムで取り組んでいること

こんにちは、ウササンです。今回の記事のテーマはJOTの主体性プログラムで取り組んでいること、というものです。

私がJOTに来ることで克服したいと思っている課題はいくつかありますが、そのうちの一つはコミュニケーションに関することです。社会不安障害の症状がある人間として、人の前に立って話すこと、文書でなく口頭で自分の意見を伝えることなどは、時に非常に難しく感じることがあります(ひどいときには、コンビニやパン屋さんで対面でのお会計をすることも心理的負担になります)。そのような傾向があるものの、JOTで朝礼当番をしたり、グループで周りの方と雑談したりすることで、少しずつ緊張が取れてきたような感じがしています。

ひたすらPCでWordやExcelの練習をするわけではなく、その人にあったプログラムに取り組めるというシステムは、入所当時から理想的に感じていました。当初は自己理解を深めるため、蔵書を読んで鬱や発達障害について学んだり、たんぽぽさんが主宰されている「DDフリートーク*」の書き起こしをしたり、絵の勉強を行ったりしていましたが、これといって明確な目標があるわけではなく、個人の采配に任されている主体性プログラムの時間を負担に感じたりしていました。また、通所開始からしばらく経っても寛解の様子を見せない鬱に対して絶望的な気分になり、「どうすればいいのか全く分からない。生き続ける自信がない」という心境に至っていました。

転機になったのはスタッフさんとの相談でした。「自分で刺激を作って」少しでも意欲が出るように、それまで通所以外の時間に進めようと思っていたエッセイ漫画を、主体性プログラムの時間を使って描くことになりました。一日一ページを目標に、これまでの経験や心理的なことをなるべくユーモラスに漫画にしていくことで、自分のパターンを見直して回復へのヒントを探ったり、達成感やスケジュール管理能力を得たりすることを目的としています。数年前に描いていたバージョンや沢山の下書きを見返しながら、少しずつ描き進めています。

鬱(気分変調症)からの回復は一進一退という調子で、今後がどうなるか予想はできませんが、とりあえず先に繋げる試金石として、今行っていることに集中して進めていきたいと思います。

 

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*DDフリートーク⇒発達障害(Development Disorder)をテーマとした、メンバーたちによる座談会

私の好きな精油~ラベンダー&スイートオレンジ~

こんにちは、ウササンです。こちらは2回目の投稿になります。
今回のテーマは心機一転「好きな精油」ということで、いつもアロマセラピーのプログラムでよく使うブレンド、ラベンダースイートオレンジの2種類の精油の話をしたいと思います。

リラックスや安眠の効果があるというラベンダーは爽やかで他の精油と組み合わせやすい香りですが、柑橘系の香りも同じく他の精油と合わせて使いやすいので、つい毎度のようにこの組み合わせを選んでしまいます。また、ラベンダーの香りは他の多くのメンバーの方もお好きなようです。アロマテラピーの歴史的にも効能が広く知られている香りなので、何かしら効き目があるのだろう…と思いながら使っています。

柑橘系の精油のいくつかは光毒性があるため、日中での肌に触れる使用は避けたほうがいいのですが、スイートオレンジはそれがありません。そのため、マッサージオイルに垂らしたりして使うのに最適なチョイスだと思います。ただ、精油自体にオレンジ色がついているので、紙やコットンに垂らすと色が付いてしまうのが残念ではあります。

アロマの中には個々のインパクトが強いため組み合わせの難しそうな樹木系、樹脂系の精油もあり、おそらく嗅覚過敏のある私にとっては「ウッ…これは苦手」と感じるものもいくつかあります。ですが、JOTに長くおられる方はやはり精油の種類やブレンドに関しても詳しいので、私も見習って普段は使わないような色々な香りにトライしてみたいと思います

 

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初めまして~JOTに決めたワケ~

初めまして、メンバー4期生のウササンです。

私は昔からいわゆる神経質・内向的な人間で、生まれてから生きづらさ・モヤモヤを感じていましたが、明確な鬱の症状を自覚してからは10年になります。診断名は「気分変調症(慢性の鬱状態)」「全般性不安障害」です。ずっと気分の重さの正体が分からず、大学で鬱の症状が学業に支障を及ぼし始めたとき、初めて鬱を「自分の本来の能力を邪魔するもの=ハンディキャップ」と認識するようになりました。

症状としては入眠困難や身の回りのことをするのが億劫になったり(今もご飯を食べたり手で箸を持つこと自体を面倒くさいと感じたりします)、元々冗談が好きなのに、頭の回転が遅く気分が沈んでいるせいで喋るのも嫌になり、望んでいるわけではないのに無表情になったりしていて、自分の能力を買ってくれている大学の同期にも申し訳ないという思いがずっとありました。また集中力、作業の能率も下がっていたように思います。何より、否定的な思考に囚われて時間を浪費している状態はつらくて耐えがたいことです。「このまま生き続けても困難が続くだけだし、ずっとこの重い気分を背負わないといけない。生きている限り楽になることはない」と思い続けていました。

障害の判定を重荷と感じる方も当然いらっしゃると思いますが、鬱を障害と認識してからは「これまで感じてきたモヤモヤや落ち込みは病気であって、私の性格や人格とは別に存在するんだ。本来の自分を鬱が乗っ取って操っているだけなんだ」と、切り離して考えるようになりました。

大学卒業後は(鬱の影響で意欲が出ないせいもあって)就活を避けていましたが、「そもそも私の今の状態では就職活動ができないか、就職できても鬱が悪化してすぐ辞めてしまうのでは?」と思っていました。「鬱 就活」で調べても、就活に伴う鬱状態や、「鬱で仕事を辞めた」というケースがほとんどで、「青年期から鬱を発症している人が就活する方法」は全く出てきませんでした。そのため「もともと鬱だった人間は社会から必要とされていないんじゃないか」と考えてしまい、ふさぎ込みました。

しかし、鬱病は「障害」の一つであることを思い出し、「障害者 就職」で検索すると、就労移行支援サービスという方法が出てきました。ハローワークの方や障害者就労推進センター(しごとサポート)の方に相談し、通える距離にある就労移行支援に片っ端から相談・見学を申し込みました。比較検討した結果、立地や日当たり、空間のデザインやアロマの香り漂う中の明るい雰囲気で「ここなら毎日通えるかもしれない」と思ったのと、メディカルヨガやアロマ(私に効くかは分かりませんでしたが)、ACTなど、就職後の定着のためのストレス耐性に特化したプログラムによってJOTに決めました

決めた当時は「既卒枠でいるうちに早く就職しないと」という焦りがありましたが、何度目かの相談時にスタッフの方が「今まで背負ってきた重荷や期待を全部下ろして、急がば回れという感じで(就労に向けて)ゆっくり行きましょう」と仰っていたのを聞いて、「付け焼き刃のビジネスマナーや面接対策をしても、鬱を放置したままだと安定した就労はできない。まずはここで時間を取って自分と向き合い、回復を目指そう」と決意しました

入所を決めた直後は「もう一人で闘わなくてもいいんだ」と解放的な気持ちになりました。疾病からの回復と就労後の定着をサポートしてくださるスタッフさん、それぞれ全く異なる背景と障害を抱えながらも就労を目指すメンバーの方々という仲間ができたことは心強く思えました。

現在は体力的にも精神的にも週5日家を出て通うのがやっとで、何かを遂行する意欲はなかなか湧いてきませんが、親切なメンバーの皆さんとやり取りをしながら障害に関する本を読んだり、やりたかった絵の勉強をしたりしています。このまま完全にとはいかなくても、長い間鬱の陰に隠れていた「本当の自分」を取り戻すことができればと思います

(20代)

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