昨年9月中旬に入所しました、ニックネーム寝子(ねこ)と申します。
診断名は広汎性発達障害、36歳男性です。
今回貴重なスペースをお借りして、入所に関して生じた想いを書いていきたいと思います。よろしければお付き合いください。
私は半年間とても迷っていました。
入所に至るまでの長い道のりを越えていくことと、苦手なことに挑戦し続けるということに、自信など皆無だったからです。
9月以前は、三重県の山の中で猫とともに10年ほど一人暮らしをしていました。
JOTへ入所をするには、引っ越し・家探し・片付け・修繕費用や入居費用等お金の問題等々、また当時は左手首肘の骨折もしていたので整形外科に通院もしており、現実的な課題が山積していました。JOTに入った後の集団活動や人間関係構築に対すること、昔から苦手意識のあった神戸市三ノ宮という立地も漠然とした不安感を募らせていました。
私はニックネームの通り、猫が好きですが他の動物も、そして何よりも自然が大好きです。猫と山を散歩することや、田んぼを眺めること、あぜ道で昼寝をするのが好きでした。人の居ない静かな環境とゆっくりとした時間の流れがとても氣に入っていました。家の環境に対する愛着もありました。
ただ、仕事に関しては常に悩みの種でした。様々な業種を経験しましたが何れも長続きせず、人間関係を良好に築くことがなかなかできなかったのです。また、仕事のストレスによって体調がおかしくなったり、氣分が落ちて塞ぎ込んだり、不眠に陥ることも多々ありました。
JOTでは就職を前提として、コミュニケーションスキルや資格の取得に繋がる場所なので魅力的に感じていました。今まで縁のなかったパソコンについて学べることも心惹かれました。当初は電話でしか会話をしたことがないJOT管理者の清水さんが、とても親身に様々なことに働きかけて下さり、JOTに対する印象が非常に良かったのを覚えています。
私は今JOTにいます。それは親の支援が不可欠でした。また役所の人や生活支援員、清水さん及び支援員の方々の支援の上に成り立っています。
ただ支援を受けて流されるまま入所に至った訳ではなく、そこにはもちろん自分の決断もあります。一歩踏み出すことはとても怖いです。環境が変われば様々なストレスも容易に予見できます。でも、希死念慮の海の中でもがき続けた十数年間、至った思いは「生きたい」でした。更に「より良く生きる」為に2年間苦手なことも少しずつ頑張ろうと決意しました。
文法的に合っているのかは分かりませんが、JOTとは「JOY OF TRANING」の略だと勝手に思っています(実際は違います)。ここは成功体験を積み重ねられる貴重な場です。ここに来てから、全くできなかったパソコンで少しずつWord・Excel・プログラミング言語の習得が出来ました。これは小さな一歩かもしれませんが自分にとっては大きな喜びです。
これからも新しいことに挑戦しつつ頑張っていきます。
長文乱文失礼しました。
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