2018.02.27

春に向かって

かな

メンバー1期生のかなです。

道端の雑草が、目を覚まし始めましたね。ここ最近少し暖かくなってきたからか、気持ちよく伸びをするように、緑の芽を空に向かって伸ばしています。

冬の間、雑草たちは枯れたように小さくなり、ぺしゃんと地面にひれ伏し、寒さに耐えて数カ月を過ごします。そして、春の気配を敏感に感じ取ると、温存しておいた生命を放出するのです。

私は自閉症スペクトラムexternal_blackとうつ病を併せ持ち、就労が長続きせず転職を繰り返してきました。今JOTサポート神戸で毎日を穏やかに過ごす中、私はこれまで、きちんと冬を過ごせていなかったのではないかと思うのです。失業するたび、すぐに次の仕事を考え始め、疲弊している自分を振り返ることもせず走り続けてきました。

先に進めば、きっと未来は開けると。

でもそれは、自分を追い詰めるだけでした。

仕事を辞めたときを“冬”に例えるなら、私はもっと大切に冬を過ごすべきだったのです。

疲れた心と体を癒し、自分を見つめ直しながら再出発に向けエネルギーを蓄え、社会で生きる力を養っていく――それが有意義な冬の過ごし方ではないでしょうか。

 

この課題がクリアされるには時間が必要かもしれません。でも、極寒の季節に無防備な状態で外に飛び出しても、凍えてしまうだけです。自分にとっての“春”(就職)がくるまでに、スタッフの方と相談しながら、しっかりと準備をしておかなくては。そして“春”が来たら、芽吹き、青々と葉を茂らせ、自分なりの花を咲かせたい。

誰にも自分だけの“春”があるのだと思います。だから焦らずに、その季節に向けて準備をしていきましょう。

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神戸市で新しい就労移行支援事業所を創っていく―――JOTサポート神戸です☆

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