2019.07.09

SST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)について

ユウリ

こんにちは。メンバー3期生のユウリと申します。

私が5月に行われたSSTを受けて分かった事は、コミュニケーションは自分が思っているほど簡単な事ではないという事です。

5月は「上司への適切な催促」というテーマで行われました。

JOTに入所した時から何度か訓練を受けてきましたが、私が最も驚いた事は、コミュニケーションが大事であると理解しているが、SSTで学んだ事を実際の現場で活かすのは自分が思っているより、そんなに簡単にできるものではなく、難しい事なのだと分かったことです。

SSTを通して、私自身が苦手と感じている人付き合いやその場に応じた声の大きさ・表情を作る事に社会の中で苦労している人はたくさんいる事が分かりました。そして、人と関わっていく以上、コミュニケーションは大切であるし、コミュニケーションを維持する為に、かなりの精神力や技術が必要な事なのだと理解できるようになりました。

今まで私にとっては、事業所のメンバーや一般社会にいらっしゃる方を見てきて、「すごいな。どうしてそんなに簡単に出来るんだろう。」と感心しながら、自分だけ声や表情にコンプレックスを感じて、「どうして自分だけ出来ないんだろう」と自己嫌悪に陥っていた事は結構あります。

社会に出て、コミュニケーションを身に着けることは基本的な事だと学校の中では教えられてきましたが、感情をコントロールする能力や対人関係のスキルなどは社会人であってもなかなか身に着けるのは難しいものだろうし、私自身も自分なりにそれを考えようとしましたが、余計に難しく感じてしまいました。

特にSSTで学んだ事が活かされるのは、目上の方に対する場面や周囲の空気を読んで考えなければならない場面で、かなりのプレッシャーになる人が多いのではないでしょうか。

私も昔からこのような場面であがり症の部分が出て、相手に伝えなければならない言葉が緊張のせいでなかなか言葉が出て来ない事が多かった経験は何度もあります。

その結果、小声になってしまったり、顔を下に向けてしまったり、返事すらまともに出来なかったり今まで色々な注意や指摘を受けてきました。

そのため、私が何を言いたいのか相手に全然伝わらなくて、結局周囲を困惑させて終わってしまった事が多く、その度に落ち込んできた事は一度や二度ではありません。

たくさん泣きましたし、怒らせてきましたし、迷惑を掛けてきました。

それでも、難しいと感じても結局それが必要になる事なので、学生時代から改善するためにどうすればいいのかずっと模索してきました。

しかし、JOTのSSTを受けるようになってから、本当はそんなに難しく考えなくても、相手への配慮の気持ちがこもっていれば、上手く出来なくても自然とその態度は相手に伝わるものなのだと気持ちが楽になった気がしました。

それにより、私もまだ苦手分野なので人の事は言えないのですが、緊張は誰でもするし、自分のコンプレックスで自己嫌悪に陥る事もありますが、それで他人の目ばかり気にする事はないと思います。一生懸命伝える努力をしていれば、人前で話す事や上手にコミュニケーションを取ることなど苦手な事に対しても、自然とモチベーションは上がってくるものだと思います。私もそのような心掛けで頑張っていきたいです。

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