初めまして、四月に入所したヘップと言います。
このブログを制作している現在六月末で入所三か月弱となります。
その間にコロナ禍のため、二部制の導入、約一か月の自宅訓練等色々ありましたが入所から現在までを振り返って、お話をさせて頂きたいと思います。
私は現在、双極性障害(主にうつ症状が強めですが)を患っています。
最初の兆候が表れたのが三十代半ばで、そのころはまだ気力で何とか乗り越える事も出来たのですが、その後も仕事のストレス等から、どんどん状況はひどくなる一方で四十代前半には、まったく仕事も出来ず引きこもりの生活を送るようになっていました。
そのころには全くと言っていいほど外に出ることもできず、区のケースワーカーの方からも「心療内科を受診した方がいい!!」と言われていたのですが、それさえ出来ないほどひどい有様でした。
そんな引きこもり生活から何とか抜け出すことが出来、通院するようにもなり、徐々に回復してきて「また仕事に就きたい!!」と思えるまでに回復したのですが、仕事を始めてみても、すぐにストレスから辞めてしまう事が続いていました。
そんなとき通院している心療内科の先生から「まずはA型作業所から始めてみては、どうですか?」と言われ、「前に進めるなら何でも良い!」と思い、面接に行きました。
しかしそこでの面接で「あなたには、ここは向いていないと思います!就労移行支援というサービスがあるので、そちらを利用してみては?」と言われたのです、私は家に帰ってすぐに就労移行支援について調べました!早く一歩を踏み出したい!と強く思っていたのでサイトを見て気になったところにすぐに見学の申し込みをしました、その中にJOTサポート神戸がありました。
最初見学に来た時の感想は「なんて温かい雰囲気なんっだろう!」と想いびっくりしました。
そして施設長の清水さんとお話させていただいたのですが、とても親身に私の話を聞いて頂き感動したのを覚えています、しかも私の通っているクリニックと不思議な縁でつながれていて、今思うとその時にもう「ここに通おう」と決めていたかもしれないですw、でもその時にはとりあえず体験の申し込みだけして帰ることにしました。その帰り際メンバーの方から黄色い一輪の花を渡されました!その時の感動は今でも昨日のようにありありと思い出せます。
その次の日にも見学があったのですが取り合えずいってはみたもののJOTの様な温かい雰囲気もなく、すごくドライな雰囲気で「ここでは無い!」と思いました。
その後三日間の体験を受けさせていただき、私の心はすっかりJOTに決まりました!
そして四月より入所し、毎日の訓練プログラムや体力トレーニングをしながらメンバーの方、スタッフの方と充実した時間を過ごせています、当面の目標であったMOS EXCELの資格も取得出来ました。
入所当時は漠然と「事務系の仕事に就きたいな」という程度のあいまいな目標設定だったのですが、清水さんと支援計画の話をしている時に「今までの経験を生かして福祉の仕事をお考えになるのはいかがですか?」と言われて「そんな仕事があるんだ!」という驚きと「その仕事で人の為になれるような仕事をしたい」と強く思うようになりました。
この病気になって「なぜ自分が?」や「こんな病気にならなければ・・・」など思うことも多々ありましたが、この状況になったからこそ見えてくる人の優しさであったり、人への思いやりの気持ちというのもネガティブな感情以上に多く気づかされました。だからこそ今私が、皆さんから助けられて毎日頑張ることが出来ているように、私も誰かを手伝うことが出来たらと強く思っています。
現在は、その仕事に就くための資格の勉強や、パソコンの勉強に毎日取り組み充実した毎日を送れています、しかしそれもこのJOTという場所を選んだからだと強く思います。
毎日変わることなく温かい言葉、励ましの言葉をかけてくれるスタッフの皆さん、そしていろいろな障害や病気に苦しんでいるはずなのに、前を向き頑張っている後姿を見せてくれるメンバーの皆さん、そんなJOTに関わる全ての人から勇気を分けてもらって、今私は頑張れていると思います。
「願わくば私も誰かにとってそういう存在になれれば」と胸に秘めながら毎日を送っています。
まだまだ就職までに越えなければならないハードルはたくさんありますが、JOTでなら頑張って行けると思います。
(40代・男性)
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神戸市で新しい就労移行支援事業所を創っていく―――JOTサポート神戸です☆
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