2024.03.15

一周年を迎えて

ペンギン野郎

ペンギン野郎です。

平時はここJOTで訓練生の皆様と共に切磋琢磨し、社会に出て長く働いていく為の“いろは“を学ばせいただいております。此度は私がJOTサポート神戸に入所してから約一年が経過しようとしているということで、アニバーサリー記事を投稿すべく、筆を取らせていただきました。

 

月日の流れというものは、かくも無常で矢の如く、思いをはせれば私、この事業所「JOT」に初めて訪れた時から最近の出来事までが、まるで昨日のことのように思い出されます。しかし、約一年分のエピソードともなると、かなりの文章量になる事が予測されますので、今回それらのエピソードは渋々割愛させていただいております。

 

今回私がこの場をお借りして話させて頂きますのは、この私ペンギン野郎がJOTサポート神戸様で一年間歩み続けた足跡についてのお話となります。要するに私の入所してからの取り組み事項とその学びを順に説明します。「興味ないね」などと言わずに、私に関心を寄せていただけると幸いです。

 

私がJOTに入所してからまず、最初に挑戦したのが【タイピング技術の習得】です。昔は「ブラインドタッチ」なる言葉をよく耳にした覚えがあるのですが、今日では「タッチタイピング」という言葉の方が主流のようです。生憎タイピング技術はさほど上達はしませんでしたが、私には【何らかの作業を始めてしまえば、のめりこむことが容易である。】という特性が発見出来ました。

 

 

次に私は社会進出に向け、恥ずかしくない知識を獲得する為、【WordやExcelといったソフトの修練や社会人マナーの勉強】に取り組みました。その結果、私は目的が明確でない努力というものに不安を募らせ、断念するという残念な事態に陥ってしまいました一般的には良くない選択であったのかもしれませんが、私の初めて止めるという【選択を自身で決定できた】という観点では貴重な経験になったと思います。(以後、必要とされる機会があれば習得を再開する可能性があることを追記します。念のため)

 

 

次の取り組みは【障害特性理解のための読書】、とその過程で【認知行動療法】なるものをスタッフの皆様の協力を得て実践させていただきました。この試みは、根本的な解決には直結いたしませんでしたが、【負の感情を溜め込むことの愚かしさ】や、【他の方に思いの内を打ち明けることの大切さ】を学びました。

 

 

そして、これから紹介するのが私の今年一番の取り組み、勇気の二部作として名高い【「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」双方の読解】に努め、その成果を【プレゼン形式で発表】するという、私にとっては前代未聞の領域に足を踏み入れたのです。

この取り組みではかなりの時間を費やしました。なにしろ聴衆の前に立ち、自身の見解を発信するという行為は私の経験上とても億劫に感じるものでありましたから、発表の時が訪れることが怖くて、怖くて仕方なかったのです。その結果、問題を先へ先へと引き延ばしていくことで、更なる不安も生まれたことも記憶しています。

 

ある時、このままでは私の精神が異常をきたすと感じ、それまでの制作を打ち切り、発表してしまおうという結論を出しました。今思えば自身の身の安全を顧みない捨て身の策であったと思います。

 

ですが、この先がJOTの本質であり、敬愛すべきところです。訓練生の皆様が私の荒唐無稽なプレゼンテーションを嫌な顔一つせずに、受け入れて下さりました。この時私は「ここには私の好きを表現できる場所がある」と感じ、ひどく感動いたしましたことを記憶しております。

 

この取り組みで学んだことは、【私の思い描く未来の殆どは、私の結論の跳躍からくる被害妄想に過ぎなかったということ】と、また、【自分にとっての完璧は多くの人にとっての完璧とは別物】であることの2つです。

 

きっと「案ずるよりも産むがやすし」という言葉があるように、新しい変化を求めるのならば、先ずは目標に向かって飛び込んでみる【勇気】が大事だったのです。

 

しかし、結果をだすことに躍起になり、自分自身を追い込んでしまうようになってしまっては本末転倒です。目標到達を焦り、身の丈にそぐわぬ行動を続けたところで、長く続けられるはずがなく、却って自らのパフォーマンスを下げる結果となる事は一目瞭然です。

 

というわけで、私の今後の課題は【自身の能力を見極める】ということを念頭に置いて設定していきたいと思います。

 

 

このようにして私は日々、JOTでしかできないような手段を用いて、自らに課した試練を達成し、少しずつではありますが、私自身の見解を広げていっております。残り一年という長いようで短いJOTでの残された時間を大切に嚙しめ、この先、社会という大空に飛び立つ【勇気】という名の翼を育んでいく決意をここに記します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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