2025.11.06

外出プログラム 『大ゴッホ展 ~夜のカフェテラス~』

皆様お久しぶりです。こんにちは。です。

今回は、JOTのプログラムの一つである外出プログラムのお話をしようと思います。

長くなりますが、お付き合いいただければ嬉しいです。

 

外出プログラムとはその名の通り、美術館や博物館といった施設へ赴くプログラムです。

「外出プログラム」は、2ヶ月に1度くらいの頻度であります。

今月の10月15日に、私たちは神戸市立博物館でただいま絶賛展示中の

大ゴッホ展 ~夜のカフェテラス~』に行って参りました。

(ゴッホ色に染まった神戸市立博物館と街並み)

(JR三ノ宮駅中央口でも大々的に宣伝されています)

 

何を隠そう(別に隠してはおりませんが)私は大のゴッホ好きです!

天からのお恵みか、この秋偶然にも我らが神戸にゴッホの作品がオランダから来日しました。

 

もしやJOTでも「外出プログラム」の外出先に選ばれるのではないかと明らかにソワソワしておりましたが、なんと正にJOTで行くことが決定しました!

 

人の多さ(予約必須でした)ゆえ、当初予定されていた日に見学は叶いませんでしたが、私は逆に延期になったことでゴッホのことを皆さんと共有できるのでは、と考えました

 

もっとゴッホ展見学を有意義な時間にするための時間を工夫次第で作れるのではないか?

否、私は作って見せたい…作って見せよう!

と思い、皆さまの前でプレゼンができるプログラム「インフォメーション」のお時間をお借りして、ゴッホの魅力を伝えるプレゼンを行いました

 

ゴッホのように情熱的に!ドラマチックに!

あくまで私は引き立て役のガイドです。

 

今まであまり芸術に触れて来られなかったメンバーさんも多くいらっしゃいます。中には初めて美術館に行かれる方もいらっしゃいます。そういった方を置いてゆかずに、自分の力でゴッホの、ひいては芸術の持つ素晴らしき力をどこまで共有できるのか、の腕試しを行いたかったのもあります。

 

以前の私では、考えはしても行動に移すまではいかなかったと思います。しかし、JOTで訓練を続けるうちに、ネガティブでありながらも前向きに考えられるように「いつの間にかそういう人間になっていた」ようです。自分の工夫次第で道が開ける瞬間はとても面白いものだと思えるようになりました。ピンチをチャンスに変えられるのは面白いなと。

 

ありがたいことに、プレゼン後に多くのメンバーさんやスタッフさんからお褒めのお言葉を頂きました。JOTのメンバーさんは、真面目な方が多いです。私のプレゼンを熱心に、真剣に聞いてくださいました。そして、プレゼンを受けての思いや感想、感謝の思いなどをきちんと形にしてくださる方が多いです。

 

プレゼン後だけではなく、展覧会の後にも

「プレゼンを聞いたおかげで、世界観を楽しむことができた」

「プレゼンを聞かなければ、通り過ぎてしまっていた作品を、心を込めてみようと思えました」

などの嬉しいお言葉をくださる方もいらっしゃいました。プレゼンを行った身として、冥利に尽きる思いでした。

 

せっかくなので、私がプレゼン内でお話しした一部を今読んでくださっているあなたにも共有いたしましょう☆

 

私がゴッホを好きな理由は以下のものです。

 

1.命のインクを用いて描いていると思わずにはいられないところ

2.独特の色遣いと荒々しい筆致

一つとして同じ色がないような色遣い

3.試行錯誤しながら作品を作り上げていること

4.人のために描きたいと思い画家になったこと

5.苦しみの中もがきながらも希望を求めてストイックに描き続けたこと

6.ゴッホの夢をたくさんの人が継承しているところ

 

 

ゴッホの作品は生きています。

特に、今回の『夜のカフェテラス』の前に立った時、私は改めてそう強く感じました。そのオーラと存在感に圧倒されました。全身に鳥肌が立ち、心が震えました。

『夜のカフェテラス』からは風の音や、人々が談笑する音、コツコツと靴を鳴らしながら歩く音、カフェで流れる音楽……など本当に「音」が聞こえました。絵の中の人々は100年以上前の人ですが、今も彼ら彼女らはこの絵の中で生き続けているのだと、そう思いました。

 

(夜のカフェテラス/写真撮影可能エリアにて撮影)

 

人の心を動かすような素晴らしい芸術は、それ相応の理由があります。ゴッホの場合はパレットの上ではなく、自らの心臓から出る色で絵を描いていたからこそゴッホの絵は今もなお多くの人の心を掴んで離さないのではないでしょうか。(それが上で挙げました好きな理由その1の命のインクを用いて描いているとは思わずにはいられないところです)

 

ゴッホは貧しい方や恵まれない方に自分の絵で神の言葉や光を届けたいと画家になりました。

 

JOTに通う我々もそれぞれの挫折や苦難の中で訓練を続けています。ゴッホは絵を通して100年以上後に生きる我々に光を届けてくれている……その事実に胸が熱くなりました。

 

普段JOTでお世話になっている、とても大好きなメンバーさんである夢路さんと共に展覧会を回ることが出来たことも一生の思い出になりました。私はこの日をずっと忘れないと思います。それこそ100年先も。

 

改めて思いますが、芸術というのは素晴らしいですね!それは生きる活力になり得ますから。

大ゴッホ展……本物に触れられる素晴らしい展覧会でした。

 

それでは、長くなりましたがお読みくださいましてありがとうございました。

また会いましょう。

 

(今回の展覧会で楽しみにしていた『夕暮時の刈り込まれた柳』のグッズ写真を添えてお別れ)

 

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