本ブログの運営管理をしてくださっていたコマさんが5月30日をもってJOTを卒業されました。
コマさん、ご就職おめでとうございます!
1期生KAZUさんの卒業(就職)後、スタッフの多忙を言い訳として更新が滞りがちだった本ブログに、再び新しい生命を吹き込んでくださったのがコマさんでした。
コマさんの素晴らしかったところは、先人(KAZUさん)のやり方を参考にしながらも、ご自分の頭でしっかりと考えた上で、新しいブログ運営方法を創られたこと。単に倣うのではなく、状況に応じたやり方を工夫された点にコマさんの有能さを感じました。この能力は今現在お仕事をしておられる中でもきっと彼女の武器となり、職場への貢献を日々支えていることと思います。
そんなコマさんがJOTに残してくださったものがもう1つあります。それは「自己理解」の取り組みに向き合う姿勢です。
就職するために必要なスキルを身につけることはもちろん大切ですが、「自分自身のことを知る」ことも、長く安定して働いていく上では必要不可欠なことだと私たちJOTサポート神戸は考えています。コマさんと言えば、その「自己理解」に人一倍熱心に取り組まれた方です。
入所当初のコマさんは他者からの視線に強い不安を感じる方でした。当時、対面でお話する時に彼女から発せられる<不安と闘いながら頑張っているギリギリな感じ>が強烈で、今も鮮明に思い出されます。
そのコマさんがご自身の「SAD=社交不安障がい」についての理解を深め(素晴らしいプレゼンテーションをなさいました!)、更にその後、新たに診断が下った「ASD=自閉症スペクトラム障がい」を受容していかれる姿は、まるでストイックな研究者のようでした。多くの専門書を読み、知識や情報を得て、それをご自分なりに分析し、必要なものを取り入れていく・・・気の遠くなるような地道な努力を3年間ひたむきに継続されました。伴走者の私はその姿勢に何度も敬意を覚えたものです。
そんなコマさんの卒業プレゼンのタイトルは、『自分との仲直り』というものでした。
【自分との仲直り】・・・このタイトルを目にしたとき、私は胸がいっぱいになりました。ここに至るまでの彼女の道のり(何度も泣いた!落ち込んだ!そしてそのたびに立ち上がった!)を知っていたからです。
自分との仲直りとは、辛かった過去の記憶や、うまくいかない状況の中で悩み苦しんだ自分に向けて、「よく頑張ったね!」と自分を労い、誇りを持って握手の手を差し伸べることではないだろうか。もしそうであるならば、JOT現メンバーの皆さんにも、是非ともコマさんの後に続いていただきたい。限りあるJOTでの時間を最大限有効に活用して、コマさんのように、ご自身としっかり“仲直り”してから卒業(就職)していただきたい。そう清水は願っています。最後は現メンバーへのメッセージになってしまいましたが・・・
「ブログ部長お疲れさまでした!」の感謝を込めて、拙文ではありますが本稿をコマさんに捧げたいと思います。
(編集後記)
清水さん、ご多忙のなか本稿をブログ部にお寄せくださり、ありがとうございました。
本来、可能なら卒業のたびに、メンバーさんに対してのコメントを掲載したいと思っています。本稿は、ブログ部の運営管理にご尽力くださったコマさんへ感謝の意を伝えるため、清水さんにお力添えいただいたものです。
コマさん、ブログ部長お疲れさまでした!
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