こんにちは。てぃんとです。
このたび、おかげさまで仕事が決まり卒業することになりました。
約2年間JOTに通う中で、たくさんのものをいただきました。
私の中で、一番大きかったことは自分の気持ちを取り戻せたことだと思います。通所し始めたころ、私は自分の醜さや周りの人やものがすべて怖くおびえていて、自分がどうしたいのか、何に心を動かされるのかといった自分の価値観を完全に見失っていました。
所長の清水さんやスタッフさんが、本当に親身になって何度も相談に乗ってくださったこと、メンバーの皆様が日々あたたかく接してくださること、そういった思いやりがポイントのように私の心の中で体験として積み重なっていくうちに、どちらかというと自然に、「私」を思い出せた気がします。
清水さんにいただいた言葉の中で印象深かったのが、「“真価”に気付いて欲しい」ということでした。どんな人にもその人である故の美しさがあり、それをありのままに認めることが私の生きづらさを緩和してくれるはずだと諭してくださいました。
自分を何の評価基準にも乗せず、ただ認めることはものすごく難しかったですが、支えてくださるスタッフさんとメンバーさんが居るこの環境だからこそ、安心して自己分析や自己受容にチャレンジし続けられたと思っています。
自分という軸が心の奥にストンと落ちたタイミングで、ようやく就労に向き合えるようになりました。就職活動は予想以上に大変でした。私は特にPCなどの事務業の圧倒的なスキル不足や履歴書・職務経歴書などの応募書類の知識の無さ、面接への強過ぎる苦手意識などがあり、我ながら求職者として不利な要素が集まった総合デパートのようだなぁと思い、絶望していました。どう考えても一人では抱えきれない課題だったと思います。そういった目に見える課題も解決に向けて丁寧に一つ一つサポートしていただき、どんなに助けられたかわかりません。
これから、新しいスタート地点に立ち、挑戦と自己調整の日々が始まります。きっと色々な壁にぶつかり、傷ついては立ち直りながら、順風満帆にとは行かないかもしれません。けれど、私にはこの2年間、JOTで人のあたたかさに触れ、つらい中でも果敢に挑戦し続けるメンバーさんの姿から、主体的に「自分らしく」生きるということの大切さを学びました。今までは困った時、それを隠して取り繕うことばかり考えていましたが、困った時には正しく理解してもらうためにも、自分の状態や助けて欲しいことを正直に、誠意をもって説明することが重要だと気付きました。後ろめたさや申し訳なさに囚われるばかりではなく、相手と対等な人間として、自分が今できることに目を向けて自分に責任を持ちながら、「わたしらしさ」を芯にかじを取っていきたいと思っています。
そして、自分が今できる貢献を探し、役割を果たしていきたいです。
いつももらってばかりで、お返しできなかったことが心残りですが
JOTのメンバーになれたことは、私の誇りです。
本当にありがとうございました。
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