みなさま、こんにちは!スタッフの豊田です。
今年5月より、JOTサポート神戸で新しく取り入れた訓練プログラムがあります。それは、ドラマセラピーというもので、直訳すると「演劇療法」となります。
ドラマセラピーとは、表現芸術療法の一つです。北米ドラマセラピー学会(NADTA)の定義では、「ドラマ・演劇のプロセスと結果を系統的かつ意図的に用いて、症状を緩和する治療を行なったり、感情的・身体的な統合をすすめたり、また個人の成長を達成させよう」というものでございます。
(出典:http://research-db.ritsumei.ac.jp/Profiles/42/0004168/profile.html
「立命館大学 人間科学研究科 尾上 明代」)
また、ドラマセラピーでは、下記の効用も期待されています。
1.感情を吐き出して、心の癒し・カタルシスを得てもらう
2.自己表現力を高める
3.役割トレーニング etc.
(出典:http://www13.plala.or.jp/dt/B1.html「ドラマセラピーとは?」)
JOTサポート神戸では、著書『ドラマセラピーのプロセス・技法・上演』*にて紹介されている数多くの技法を用いて、メンバーのみなさんには役者として、ドラマセラピーを受講していただいております。
そして、多様な技法を通して、感情を表現することでカタルシスを得たり、他者の感情の表現方法を修得したり、劇に参加することでグループとしての一体感を高めたりと、多くの得るものがあります。実際にセッションが始まる前と後では、メンバーさんの表情が、より活き活きしたようにも感じられるので(みなさん全力で表現されるので、お疲れも見えますが…)、ドラマセラピーのプログラムの時間はとても良いものだと思います。
(提供する側の私も、役者の立場で参加したくなるほど、いや、してしまう時もある楽しいプログラムです!^^;)
そのドラマセラピーが”開演”されるのは毎週水曜日。週の真ん中での中だるみから来るしんどさも吹き飛ばすかのような、メンバーのみなさんの好演が、これからも楽しみです♪
*参考文献:R.エムナー著 尾上明代訳(2007)『ドラマセラピーのプロセス・技法・上演』北大路書房
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