お久しぶりです。訓練生、そしてブログ部員のキノウエです。

私は2022年10月に入所し、約2年間、訓練を積んで参りました。

そしてこの度、内定をいただきまして、卒業が決まりました。

 

これまでの人生、紆余曲折あり、心がボロボロだった。そんな状態から始まりました。

そんな心を癒してくれたのは、メンバー、スタッフの方々の温もり。

何より清水所長の存在が、一番大きかったです。

 

自閉症スペクトラム障害ASD、注意欠如多動性障害ADHD

そのように診断される前から、生まれてからずっと違和感を憶えてきた人生。

故に揉まれ、他人と大きな摩擦をうみながら、傷だらけで生き永らえてきた人生。

それらをすべて受け入れてくださったのが、清水所長でした。

 

引きこもり、自己防衛のため他人との関わりを断ち、逃げ続けてきた

自分自身を、JOTでの生活でやっと愛せるようになりました。

 

私は、希望していたIT業界に就職するため、様々な取り組みをしてきました。

 

主体性プログラムの時間を活用し

ITパスポート試験、基本情報技術者試験に合格。

就活用WEBポートフォリオを制作。

ブログ部として執筆、WEB改善案の提出。

 

働き続けるスキルを磨くために

SST（ソーシャルスキルトレーニング）では、皆さんのロールプレイでいいと思ったところをたくさん共有し、吸収しました。

グループワークではイニシアチブを意識しました。

自己理解を深めるために、書籍を何冊も読み、皆さんと対話を深め、プレゼンもしました。

お花見実行委員会を務めたり、企業実習をしたり、他にもたくさんの経験を積みました。

 

これらが功を成し、希望通りの勤務形態、職種に就くことが出来ました。

もちろん、自分の努力が実った。けれども、それ以上にこの環境があったから頑張れた。

この事業所が無ければ、私は努力できなかった。

努力しなければ、私は自分を愛せなかった。

 

私はJOTサポート神戸に入ればすべてが解決する、なんてことは一切思いません。

努力したいけどできない人に、ピッタリの環境を与えてくれる場所だと考えています。

環境を、活かすも没するも自分次第。

仮に活かすとしたら、きっとここ以上の場所はありません。

 

みなさんの卒業式では毎回、余興に弾き語りをしておりましたが、今回で最後になってしまい、むしろ私の方が悲しいです。

 

2年間、本当にありがとうございました。

末筆ながら、大変お世話になりました。

 

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